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★【良作】『坂道のアポロン』(2012/Ave.80.6) text by PIANONAIQ


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作品NO.5 『坂道のアポロン』




坂道 トップ 60 60


 

坂道 レーダー小5 【良作】 1クール


世界観:80 脚本/構成:75 演出:90
キャラ:75 演技(声優):75  引き:70 劇伴:90 作画:85


Ave.80.6   詳しくはこちら     ネタバレ厳禁度:★★☆☆☆



                                                                  
2012年4月~6月
フジテレビ「ノイタミナ」
全12話漫画原作小玉ユキ
学園・青春・恋愛・音楽(JAZZ)




監督:渡辺信一郎
脚本:加藤綾子柿原優子
キャラクターデザイン:結城信輝
総作画監督:山下喜光
美術監督:上原伸一
音楽:菅野よう子
アニメーション制作:MAPPA手塚プロダクション




<キャスト(主要)>

西見 薫:木村良平
川渕 千太郎:細谷佳正
迎 律子:南里侑香
深堀 百合香:遠藤綾
桂木 淳一:諏訪部順一






【目次】


 
3分31秒の奇跡――『坂道のアポロン』が奏でたジャズ


2012年に生まれた音楽系アニメの重要作


菅野よう子とジャズ、『坂道のアポロン』の音楽

■ 主題歌、OP「坂道のメロディ」分析
■ 『坂道のアポロン』のサウンドデザイン
■ 『坂道のアポロン』が見せるJAZZへの徹底したこだわり


第7話 「ナウズ・ザ・タイム」  ※ネタバレ含む

 

【視聴ガイド】







■ 作品評価     【良作】    (ただし、音楽アニメという括りの中では【名作】としたい)



傑作 絶対観た方がよい作品 
【名作】 観るべき、マストではずせない作品 
【良作】 観た方がよい(がマストではない)作品
【佳作】 時間があるなら観ることを勧めたい作品 
【水準作】 普通だが見どころはある作品

【凡作】 酷いが全否定ではない、どこか残念な作品 
【失敗作】 ほぼ全否定、何とも残念な作品 
【駄作】 取り上げる価値もない作品


【傑作・名作】 傑作と名作の中間
【傑作>名作】 傑作寄り
【傑作<名作】 名作寄り
※惜作 (名作になりえた惜しい作品)

◆ 作品評価順リスト(=「見て損はない作品」ランキング )はこちら




 
■ レーダーチャート評価   


坂道 レーダー
【総得点/Ave.】   645/80.6
――――――――――――――――――――――――――――――――
世界観 : 80
脚本/構成 : 75
演出 : 90                グループA:Ave. 81.7
――――――――――――――――――――――――――――――――
キャラ : 75
演技(声優) : 75            グループB:Ave. 75
――――――――――――――――――――――――――――――――
引き : 70 
劇伴 : 90                グループC:Ave. 80
――――――――――――――――――――――――――――――――
作画 : 85         
――――――――――――――――――――――――――――――――


100 唯一無二、これ以上はそうそう望めない最高峰 
95   最高、傑作レベル、文句なし、その作品にとってなくてはならない 
90   めちゃくちゃ良い、名作レベル
85 
80   かなり良い(強い、巧い)、良作レベル 
75   良い(強い、巧い)
70   なかなか良い(強い、巧い)、佳作レベル
65
60   普通、水準作レベル、少々物足りないが及第点は出せる 
50   凡作レベル、2流  30  失敗作レベル、3流  0  駄作・愚作レベル


※ 各パラメータが含むもの、点数の付け方など、詳しくはこちら
※ Ave.と作品評価は別、つまりAve.が75でも【名作】にすることは可能
◆ 総得点順作品リストはこちら





■ ネタバレ厳禁度   


★★☆☆☆  (ほとんど問題なし)







 

3分31秒の奇跡――『坂道のアポロン』が奏でたジャズ





坂道 図1 第7話 文化祭のステージ 80 80 図1




3分31秒の奇跡、とはアニメ『坂道のアポロン』第7話で見られた3分31秒にわたる文化祭でのジャズ演奏シーンのことである[図1]。


そして私がここで語りたいのもこのシーンについてだ。
 

最初に断っておくと、このいささか大袈裟にも思える見出しは、某ジャズ情報誌から拝借させていただいたものである(注1)。そう、実際、この第7話でのジャズ演奏シーンというのは、世間でもちょっとした、大きな反響を呼んだのである。
オンエア直前には、一足先にこのシーンを観た原作者の小玉ユキもツイッター上で、この漫画描いてほんとによかった、という並々ならぬ熱い思いをツイートしていたが、それを見て放送前に期待で胸高ぶらせた記憶も時の経過とともに徐々に薄らぎ始めてきてしまっている。


また、監督や音楽ディレクターを含めた制作者サイドも、原作でも屈指の名シーンといわれる本シーンにおけるジャズ演奏をいかに魅力的に描けるのかということについては、制作初期、構想の段階から、作品全体の出来を見通す上でのひとつ重要なポイントとして考えていたようである。
ともかく、本作品について何か語ろうとした時、はずすことの出来ない重要なシーンであるというのは間違いないであろう。



アニメ作品において、3分31秒というこれだけ長い時間にわたってノンストップでジャズが演奏されたという事だけでも驚きであるが、実際に立ち会ったその画面には〝奇跡〟と呼ばせるだけの絵と音楽(ジャズ)の力が確かに存在していたと思う。
2017年になった今振り返っても色褪せることない、圧倒的なリアルを実現したアニメーションの力――もさることながら、私がこのシーンに強く感じ入ったのは、ここで鳴らされた音楽が、ジャズ玄人達の目にもかなう高い音楽性を備えているということ以上に、ジャズという音楽が本来持つべき魅力や音楽的躍動感に溢れたまさにジャズそのものを感じさせるようなものであったこと、且それが、登場人物達の強い感情をそのまま映したかのような血の通った音楽として肉声のように作品世界に鳴り響いていたからである。

3分31秒の間、[図2上]と千太郎[図2下]の間で交わされるのは、目線と、そして音楽(ジ ャズ)だけである。しかしそれだけで二人は互いの呼吸、息遣いを感じ、心を通じさせていくのである。
言葉ではなく、音楽によって友情を取り戻していく――このシーンが感動的なのは、そんな二人のドラマがこの短いセッションの中に凝縮されているからであろう。


ではここで鳴らされたジャズ、肉声のような音楽とは一体どのようなものであったのだろうか?
以下、この奇跡的シーンを生んだ諸々の要素について考えつつ、それに迫ってみようと思う。



坂道 図2 第7話 薫の目線 60 60

坂道 図2 第7話 千太郎の目線 60 60 図2



 

2012年に生まれた音楽系アニメの重要作




アニメ『坂道のアポロン』(以下『坂道』)は、フジテレビ系列のノイタミナ枠で放送された全12話のTVアニメ作品である。
原作は先に述べたとおり、小玉ユキによる同名の人気コミックだ。
主人公の恋や友情、葛藤など、思春期の様々な感情や人間模様などを丁寧に描いた作品世界において、ジャズという音楽が登場人物達にとってかけがえのないものとして存在する作品である。


音楽を中心的題材として扱った作品としては、すぐに思い浮かぶところで、『響け!ユーフォニアム』、『けいおん!』、『四月は君の嘘』、『のだめカンタービレ』、『BECK』、『ピアノの森』、などが挙げられようか。
『坂道』はこうしたいわゆる音楽系アニメの系譜に名を連ねる作品ということになるが、2012年に放映されたアニメ作品の中で、音楽というところでいえば、おそらくもっとも話題性があった作品、という当時の状況、記憶もここに記しておくことにしよう。
ジャズドラムソロを映した予告PVの映像[図3]も強烈なインパクトがあったが、とにかく話題性十分、スタッフ陣も豪華で、放送開始前から随分と期待で胸躍らせた作品であった。


話題性というところで、当時おそらく最も大きなトピックだったのは、監督に渡辺信一郎、音楽に菅野よう子という『カウボーイビバップ』(1998年)以来のコンビ復活であろう(ちなみに『坂道』は、菅野と渡辺監督にとってのノイタミナ初登板作品でもある)。
菅野よう子といえば、もはや説明不要だとは思うが、いまやアニメ音楽界において人気、実力ともにトップクラスのカリスマ的存在といってもいいだろう。彼女の世間での相変わらずの人気、注目度の高さには本当に驚かされるが、第7話での演奏シーンを生んだ諸々の要素について考えた時、やはりこの菅野の存在というのは、無視できない大きなものであるだろう――影のマエストロ的存在であったといってもよい。
ここで少し、菅野とジャズ、というところから『坂道』の音楽について考えてみたい。




坂道 図3 5 ドラムソロ 図3






 

菅野よう子とジャズ、『坂道のアポロン』の音楽




カウボーイビバップ』では、劇伴として大きく導入されたジャズが、ひとつ象徴的なサウンドとしてこの作品の独特な世界観の構築に重要な役割を果たし、菅野よう子の名を広く世に知らしめることになった。そしてジャズ路線で、菅野はその後、『DARKER THAN BLACK ―黒の契約者―』(2007年)では80年代フュージョンっぽいサウンドも奏でている。
菅野の膨大なアニメサントラワークスの中で捉えたとき、『坂道』は、これら二作品以来のジャズがメインサウンドとなる作品ということになる。ただし前二作と大きく異なるのは、『坂道』においては、ジャズが作中で登場人物達が実際に演奏する生の音楽として存在するという点である。
小奇麗でシャレたBGMとしてのジャズではなく、登場人物達の心を映した血の通ったジャズ。これを菅野、そして音楽的演出に定評のある渡辺監督が一体どのように表現するのか、というのが本作のひとつの大きな見所でもあったわけである。
では『坂道』の音楽について具体的に見ていこう。



 

■ 主題歌、OP「坂道のメロディ」分析




まず主題歌であるが、これはなかなかの佳曲であった。OPにYUKI、EDに秦基博という菅野じきじきのオファーによるトップアーティストの起用。作曲はもちろん菅野自らが手がけている。
OPの「坂道のメロディ」は菅野得意の疾走感溢れるナンバーだが、聴いていて思わず、「うん?」と立ち止まってしまうような意表をつかれる箇所がある。そう、菅野の楽曲には、たいがいこのような意表をつかれる――こちらの想像を超えるような、といってもいいだろう――箇所が一つ二つ出てくるのだが、この曲も例外ではなかった。


意表をつかれるというのは、菅野楽曲によく見られる、ある種特異ともいえる音楽構造に起因する。この場合の特異というのは、作曲という行為をある程度営んだことがある者にとって――私もその一人であるが――おそらく一聴してわかるであろう一般的な手法ではないと感じられるようなもの、という意味である。わかりやすくいえば、「ここのコード進行どうなってるの?」「こんな進行普通思いつかないだろ!」である(笑)。
まあ必ずしも特異であることが音楽的に優れているということにはならないと思うが、とにかく菅野よう子というアーティストの才能を感じさせるひとつ大きな部分ではあるだろう。田中公平を始めとする同業者や音楽玄人達からも菅野は高く評価されることが多いわけであるが、その理由のひとつとしてもこの特異な音楽構造というものが大きいのではないだろうか。


では少し「坂道のメロディ」でその特異な音楽構造というものを見てみよう(都合上音楽用語などの説明を省いているので、わかりづらいところは気にせず読み流して、あるいは読み飛ばしていただければと)。



坂道 図3 OP「坂道のメロディ」 イントロ 288 191 坂道 図3 OP「坂道のメロディ」  キーポイント 288 191 40 40
図4
 


まずイントロの四打連続で下降しながら鳴らされるコードの響きがいかにも菅野らしい、ドリーミーなサウンドである[図4左/上]。一見簡単そうにも聞こえるが、鍵盤で即座に音が取れるほど単純なものではないだろう。曲開始そうそう、菅野の知性と遊び心あるサウンドに軽いジャブを食らわされた感じである。
マーチ調のAメロはごくごく普通であるが、Bメロからは徐々にノンダイアトニック・コードが混じり、曲が入り組んでくる。とはいえこの辺はまだまだいたってオーソドックスであろう――個人的にはオアシスなどのUKロックで割と馴染みのあるコード進行であったりする。しかし、サビへ向けて加速するところ、ここでは思わず立ち止まってしまう[図4右/下]。そう、菅野が「途中から辛抱たまらず走っちゃう」と言っている部分である。

菅野は、YUKIがライブのステージで実際に走る姿を見て、そのライブ中にこの曲を完成させたとも言っているが(注2)、ここはまさに薫や千太郎が坂道を駆け下りるかのごとく急激に楽曲のスピードが上がる部分である。
核となるコードはF/Cである。AメロBメロは共にF調(ヘ長調)なので、ここは機能的にはドミナントということになる。
F/C自体は常套的なコードで特に珍しいものではないが、ここで菅野は分子コードのFを「F→Faug→F6」という風にクリシェ的に変化させるのである。これはなかなか凝っていて、一般的にもそう見られるものではないだろう。菅野流スパイスの効いたコード進行といえるものである(何よりここでこのような意外性とインテリジェンスを感じさせるサウンドを持ってくるところが、私にとっての菅野よう子的感性というものを象徴するような部分でもある)。


そしてその直後、サビに入ったところで、これまた菅野楽曲の代名詞ともいえる、景色を一変させる大胆な転調が行われる。ここで見られるのは「F調→Fm調(ヘ短調)」というやはり一筋縄ではいかない転調である。その後、淳兄類家心平)の吹く、突き抜けるようなフリューゲルホーンの音色が一面に響きわたるアウトロ部で再びF調に舞い戻るのだが、そのやり方も憎らしいほどに巧い。


 

■ 『坂道のアポロン』のサウンドデザイン


 

こうした菅野楽曲特有の音楽構造の分析を中心に、次は作品全体の音楽について語っていこう、と行きたいところだが、この『坂道』は、そうした行為がおそらくそれほど重要ではない作品である。
というのは、『坂道』では、菅野はプロデュースに徹しており、菅野色、菅野らしさが伺えるような菅野楽曲の存在感というものがめっぽう薄いからである。
例えば、極めて重要である劇中での登場人物達の生の演奏についてであるが、これをデザイン&クリエイトするにあたって、菅野は、主人公・西見薫のピアノに松永貴志、薫の親友・川渕千太郎のドラムに石若駿を起用している――どちらも菅野が、原作の世界観に合った音楽を奏でる事が出来るアーティストという選考基準のもと、多くの候補の中から選び抜いた実力派若手ミュージシャンである(注3)


そう、(当たり前だが)菅野自らが登場人物達の奏でるジャズを演奏するわけではないのである。まあもともと菅野のサントラ制作においては、本作にも参加しているドラマーの佐野康夫を始めとするお馴染みの一流ミュージシャン達の顔ぶれがずらっとクレジットに名を連ねるように、人を使って曲を仕上げていくというプロデュース的役割が強いというのはひとつの大きな特色ではあるが、今回の『坂道』は、菅野へのインタビューや録音風景などを見てもよくわかるのだが、このプロデュース的役割が極めて大きい作品なのである。というより、ほぼそれだけであった、といってもいいぐらいであるかもしれない。
あくまでメインとなるのはジャズ演奏シーンでの音楽であり、その他のシーンで流れる劇伴音楽というのはおおよそ脇役、おまけ的な側面が強く、そこで求められる役割というのも、これまで菅野の音楽がその世界観の構築に大きく貢献してきた他の作品でのそれと比べてはるかに小さなものであるといえるだろう。
その上、EDの音楽コンポーズのクレジットにDJ MITSU THE BEATSmabanuaといったクラブミュージックの先鋭アーティストの名が記されているように(個人的には、どちらかというと菅野による劇伴よりも、彼等の打ち込み系のジャズトラックによる劇伴の方が面白いと感じたのであった)、この演奏シーン以外での劇伴音楽についても、菅野自身が作曲した楽曲の数というのはかなり少ないと思われる(ちなみに、菅野は「自分でやらない」ということを本作での最大の挑戦であったと語っている(注4)
以上のようなことを色々考えていると、正直、本作における菅野の起用に関しては、先の渡辺監督とのコンビ復活も含めて、話題性重視――菅野と銘打たれるだけで間違いなく作品の注目度は上がる――であったのかな、などと思わなくもないわけである……。


が、実際出来上がったジャズ演奏を聴くと、やはりその出来は素晴らしく、納得させられるものがあった。


 

■ 『坂道のアポロン』が見せるJAZZへの徹底したこだわり




『坂道』は、普段ジャズという音楽にあまり馴染みのない人達にとって新鮮に映った作品であると同時に、ジャズ好きやジャズミュージシャンといった、いわゆる〝ジャズ玄人〟達の間でもちょっとした話題になった作品である(自分はどちらかといえば玄人の部類に入るだろうか)。そして彼等玄人達の本作品のジャズに対する評価というのは、周りを見渡す限りでは、なかなか上々なものである。 
この辺りは、音楽にこだわりのある渡辺監督が本作品で目指した〝本物のジャズ〟――ジャズ好きが聴いて、「なんだこれは」と言われるようなものでは入門用としても通用しない。「アニメだから」とか「サントラ用の曲だから」とかいう言い訳はなしで、単純に音楽として聞いていい曲――というものが、ある程度狙い通りの仕上がりを見せたということではないか。実際、本作品のサウンドトラックなどは、個人的にも、アニメのサントラという枠を超え、一枚のジャズアルバムとして十分楽しめるものであると思う。


しかしある意味、参加しているミュージシャン達の顔ぶれを考えれば、音楽が悪いはずがない、ともいえるだろう――松永、石若の他にも、類家心平(淳兄のトランペットを担当)、鳥越啓介(律子の父・勉のベースを担当)といった、日本のジャズシーンの中核で活躍するミュージシャン達が参加している。
極端な話、これだけの面子が揃っていれば、「はいせいの!」で音を鳴らしたとしても、おそらくそれなりのジャズというものが即席で生まれてしまうはずである。
よって問題は、単に音楽性が高いというだけではなく(無論それも重要である)、いかに作品世界に溶け込んだ音楽というものを作れるのかというところにあったと思うのだが、そこで重要な役割を果たしたといえるのが、プロデューサー菅野よう子というわけである。
 
実際に演奏しているのはもちろん松永や石若達であるわけだが、彼等からそうした作品世界に溶け込んだ音楽を引き出す上では、やはり、菅野の豊富な経験と感性、そして作品への深い理解と洞察からもたらされる、〝ここで鳴るべき音楽〟への明確なビジョンというのは不可欠なものであっただろう。
特に『坂道』では、主人公が慣れないジャズのスイング感を徐々に理解していく様など、随所でミュージシャン達による、絶妙ともいえる〝音楽での演技〟も見られたわけであるが、この辺などを考えると、尚更、全体を俯瞰しつつミュージシャン達を導いていくプロデューサー(菅野)の役割というのは大きなものであっただろうと感じるのである。
例えば、第3話「いつか王子様が」で薫が律子にピアノ演奏で〝ある想い〟を伝えるシーンなどは、そうした菅野のプロデューサー的手腕が大いに発揮された場面[図5左/上]であるといえるだろう。
ここで演奏される曲はサブタイトルにもなっている〈Someday My Prince Will Come〉である[図5右/下]。菅野はこの曲の収録にあたり「それだけじゃダメ。劇中に出てくる薫君になって、そのニュアンスを出してほしい」という強いこだわりから、なんと松永に二十数テイクも弾き直しをさせているのである! 松永自身はこれについて「ふだん僕が出さないような音を出しているんです。菅野さんマジックですよ!」と言って振り返っている。
このようにして生まれた松永の渾身の演奏、薫の律子への想いが詰まった〈Someday My Prince Will Come〉については、是非注目してじっくり聴いてみていただけたらと思う(注5)




坂道 図4上 第3話 40 40  坂道 図4下 第3話 楽譜 40 40
図5



本作品のジャズへのこだわりは、演奏面だけにとどまらず、その録音、音質面にまで及んでいる。  
『坂道』は渡辺監督自身がジャズの録音でもっともいい音がしていたと考える時期と丁度重なる60年代が舞台の作品である。故に、当時の音を再現するため、ヴィンテージマイクや機材、昔ながらのセッティング方式を導入するといった徹底したこだわりようを持って音の収録にあたっているのである。
私も当時、発売早々に入手したブルーレイを高級ヘッドフォンで視聴していたが、特にウッドベースの唸るような重低音の迫力と臨場感には随分驚かされた。この音楽、音を存分に感じながら作品を観る時とそうでない時とでは、個々のシーンから受けとる印象、しいては作品全体に対する評価も随分変わってくるのではないか。そう思わせるほどの音質の良さというものを確かに感じたのであった。



ジャズに対する徹底したこだわり――それが結集したのが、本作品の最大の売りともいえるジャズ演奏シーンである。巷でも、放送当時、本作の演奏シーンに対する評価にはすこぶる高いものがあった。私自身も、2012年に示された本作の音楽演奏シーンには、その後の音楽系アニメのひとつの指針となるような質の高さがあったのではないかと考えている。技術的側面に関していえば、この時点である種の極みに達していたのではないかとさえ思う。
 
演奏シーンについてよく言われてきたのは、実際の音とアニメーションの動きを同期させる事の難しさであろう。しかし技術の進歩とともにその問題も解消されていき、例えば『涼宮ハルヒの憂鬱』、『けいおん!』などでは、絵と音楽がかなりの精度で同期したリアルで説得力のある演奏シーンが見られた。そして『坂道』ではこのリアルがさらに、極限といってもよいところまで推し進められているのである。例えば、薫の弾くピアノはタイミングだけでなく鍵盤の位置までかなり正確に再現されているので、やろうと思えば、薫の押さえている鍵盤の絵を見て曲をコピーすることも十分可能なはずである[図6]。
演奏するミュージシャンをカメラ十数台でマルチアングルから捉え、それをまず実写で編集。そこからアニメーターが作画を起こすという、大変な時間と労力を要する作業工程。CGでのバーチャル表現も可能な時代にあって、このようなアナログな手法をとったのは、ジャズならではのテンション、スピード、スリルをありのまま表現しようとする、渡辺監督の強いこだわりからであった。
こうした様々な苦心の末に出来上がった画面には結果、映像と音楽が完全にシンクロした、いまだかつてないようなリアルで生々しい演奏シーンが刻まれることになったのである(注6)



坂道 図5 松永ピアノ 38 42坂道 図5 薫ピアノ 38 42
図6 左(上):松永貴志 右(下):『坂道』第2話の薫



そんな『坂道』の演奏シーンの中で、おそらく最も映像と音楽、そして物語が強く結びついて強力な力を発揮したのが、第7話での3分31秒にわたるジャズ演奏シーン、ということになるであろう。本作品のハイライトといってもいいこのシーン――そう、3分31秒の奇跡についていよいよ見ていくことにしよう。


 

第7話 「ナウズ・ザ・タイム」



(ネタバレを含むので、第7話鑑賞後に読まれた方がいいかもしれません)





文化祭を前に思わぬ感情の行き違いから疎遠状態になっていた薫と千太郎。千太郎が自分以外のバンド――しかもそれがジャズではなくロックバンドであった――に参加すると言い出したのがその原因であった。過去の辛いトラウマ的体験もあった薫はそのことに対し裏切り行為として過度に反応してしまったのである。
そんな中迎えた文化祭当日、千太郎が加入したロックバンドのステージにおいてギターの音が出なくなるというアクシデントが起こる。文化祭実行委員であった薫は原因を探るべく舞台裏に向かうのだが、そこで、千太郎がそのバンドに参加する事に決めた彼なりの切実な理由や、自分への変わらぬ友情の気持ちを知ることになる。



心のわだかまりが一気に解けた薫はなんとかその場をとりもとうと、舞台袖にあったピアノをひとり弾き始めるのであった……[図7]。


図7 第7話 薫ピアノ弾き始める 60 60 図7



My Favorite Things


 
二人がすれ違いを起こす前までずっと取り組んでいた曲である。あの印象的なテーマ旋律がもはや薫になりきった松永の美しい演奏によって紡がれていく。薫のピアノに反応しドラムを叩き始める千太郎。ピアノによるフレーズにピタリと寄り添いタイミングを合わせるようにライドシンバルでリズムを刻んでいく。
お互いの気持ちを探るように恐る恐る楽器による会話を始めた二人の演奏は、まるでお互いの心のわだかまりがなくなっていくのに呼応するかのように徐々に熱を帯びていく。楽器による音の会話、心のキャッチボール――これこそまさにジャズのインタープレイである。
そして完全にお互いの距離を取り戻した時、今度は、ジャズならではの即興演奏がもたらしたともいえる凄まじいダイナミズムを持った瞬間が訪れる(注7)




図8 第7話 サムデイの鍵盤 60 60 図8



Someday My Prince Will Come



そう、薫が律子に告白した時の曲である。しかしここで薫(松永)はその時とはまったく異なる激しい表情の演奏を聴かせる。……だがそれは、決して乱暴な演奏ではない。
薫の、ジャズや千太郎への強い想い、内に抱え込んだあらゆる感情――そうしたものすべてが抑えきれずにどっと溢れ出るかのような激しさを含んだ演奏、なのである。


音楽的構造から少し分析するなら、この〈Someday My Prince Will Come〉(以下〈Someday~〉)のテーマ部のサウンドの肝は持続するベース音にある。音楽用語でいえば、(ベース・)ペダル・ポイント、あるいはオン・コードと呼ばれるものだ。
もう少し突っ込んでいえば、この部分の緊張感が張り詰めたような独特な響きは、ドミナント・ペダル・ポイント特有のサウンドということもできる。この部分のベース音はF(ファ)である(映像でも薫がFの音をオクターブで押さえているのがしっかりと確認出来る[図8])。〈Someday~〉はBb調(変ロ長調)であるから、この持続するベース音のFは、調の第5音、すなわちドミナント(属音)ということになる。
〈Someday~〉の情感溢れる切なく甘いテーマ旋律がこの持続するベース上で激しく奏でられることで、薫の溢れ出る感情がそのまま音になったかのような心に深く訴えるサウンドが現出するのである。



坂道 図9 感動 38 40

 

本当に感動的な、奇跡のような音楽的瞬間である。
……この一瞬に出会えただけでも私はこの作品を観てよかったと思う(注8)



そんな〈Someday~〉の旋律に込められた薫の強い想いをしっかりと受け止めたかのように千太郎が力強いドラムを返す。そう、石若もまた完全に千太郎になりきっているのである。
菅野のインタビューによれば、松永と石若はレコーディングスタジオで初めて顔を合わせてから、あたかも薫と千太郎のようにコミュニケーションを深めていったそうである。
そのような舞台裏での出来事を経てこのような演奏が生まれているのだと思うと、尚更感慨深いものがある。
そして演奏は、最後、二人にとっての重要な出会いの曲、Moanin’へ流れ込んでいく。




なんという完璧な流れであろうか。
いや、曲の流れそれ自体は原作通りである。しかしこのシーンに関しては、音の鳴らない原作では絶対に味わうことの出来ない高揚感がある
当たり前だが、ただ単に音が鳴ったのではこの高揚感は生まれなかったであろう。原作には逆に、読者が各々で理想的な音楽を脳内補完するという、いわば〝鳴らない得〟とでもいうべきものが存在する。実際に音が鳴ったら鳴ったで、その音楽には、作品世界に溶け込んでいるか等、あらゆる面においての説得力が求められるのである。
これは相当シビアなもので、おそらくこのシーンにおいては、単にジャズ玄人達の目にもかなう音楽性を備えたジャズ、ということだけでは十分な説得力にはならなかったのではないだろうか。
少なくとも、このシーンで実際に奏でられた音楽には、そうした音楽性の高さももちろんあったが、それ以上に、インタープレイや即興演奏による、まさにジャズでしか表現し得ないような音楽的躍動感というものが強く感じられた。だからこそ、ここでのジャズの音それ自体が、登場人物達の心を映した血の通った音楽として説得力を持って作品世界に鳴り響き、結果この奇跡的な演奏シーンが生まれたのではないだろうか。

 
3分31秒の奇跡――それは3曲3分31秒にわたって繰り広げられた薫と千太郎による音(ジ ャズ)の会話であった。そして、すべてのスタッフのこだわり、力があってこそ実現した、音楽系アニメの系譜に確かな足跡を残した名演である。





 

【視聴ガイド】




いうまでもなく要注意話数は7話であるが、注目すべき演奏シーンは前述の3話をはじめ、他の話数でも随所に見られる。
続きが見たくて止まらない!ほど引きの強さがあるタイプの作品ではないが、7話を目安に視聴を進めていけば、そこから最終話までは安定して楽しめるはずである。原作と趣の異なる、渡辺監督らしいより音楽が強調されたラストも注目である。






坂道 イメージ





執筆者 PIANONAIQ (@PIANONAIQ
 



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(1) 「坂道のアポロン 傑作アニメが呼び覚ました21世紀のジャズ・ブーム」『JaZZ JAPAN JUL.2012 Vol.23』、ヤマハミュージックメディア、2012年、6頁。尚、本稿においては、同雑誌の同年刊行のVol.19、20、21にそれぞれ掲載されている『坂道』についての特集記事、及び『坂道のアポロン 第2巻 Blu-ray』収録の特典映像「メイキング映像:Making of “Kids On The Slope” SESSION #2」における菅野へのインタビュー、録音風景を本作品の舞台裏に関する情報として随所で参照している。

(2) 坂道のアポロン オフィシャルログブック』、学研パブリッシング、2012年、99頁。

(3) 簡単に彼等について紹介しておこう。松永貴志は、2003年、若干17歳でメジャーデビューを果たした。ジャズの名門レーベル、米ブルーノート70年の歴史上、最年少リーダー録音記録を樹立するなど、その経歴は実に鮮やかである。世界の大物アーティストらと共演を重ねるなど、彼の実力は今や多くで認められるところであろう。作曲家としても優れた才能を見せており――テレビ朝日系『報道ステーション』のテーマ曲などは非常に印象に残る楽曲であった(『坂道』でも一部劇伴の作曲に携わっている)。
石若駿は松永よりさらに6歳若い。が、こちらも日野皓正渡辺香津美山下洋輔といった大物と共演するなど、その実力は折り紙つきといってよいだろう。ジャズにとどまらず、打楽器奏者としてクラシック、現代音楽の演奏も行うなど幅広い活動、音楽性も見せており、今後もその活躍から目が離せない注目アーティストである。


今回、彼等は、自らの音楽性を登場人物の演奏としてアウトプットする事はもちろんだが、劇中で主人公が慣れないジャズのスイング感を徐々に理解していく様(この辺については、吉田隆一「スイングするアニメ――『坂道のアポロン』をジャズの視点で観る」『反=アニメ批評 2012summer』にて、作中でのジャズ演奏の巧みな技量設定などについても含め、ジャズミュージシャンの立場から興味深い分析がなされている)や、愛のないクラシック演奏(第4話で薫が弾いたショパンの「華麗なる大円舞曲」)(笑)など、〝音楽での演技〟という非常に難しい役どころも見事にこなしていたと思う。

(4) 『坂道のアポロン オフィシャルログブック』、107頁。

(5) アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック』の24曲目に収録の「いつか王子様が」。
 
(6) 『坂道』の演奏シーンが実現した圧倒的なリアルさというのは、音楽系アニメのジャンルにひとつ大きな可能性を示したのではないかと思う。この場合の可能性とは、アニメの世界においてどのようなキャラクターにもごまかし的な演出などを一切用いることなくリアルな演奏をさせることが出来るという可能性である。
もちろんリアルであるからといってそれが必ずしもいい演奏シーンであるとは限らないだろう。例えば、数多くの記憶に残る名演奏シーンを見せてくれた『のだめカンタービレ』(以下『のだめ』。『坂道』と同じくノイタミナ枠で放送された)などは、リアルさでいえば、正直、『坂道』には及ばない作品である。オーケストラの弦セクションの描写などでは、静止画を用いたごまかし的な演出も少なからず見受けられたし、絵と音楽が同期するピアノ演奏シーンなどでも、若干、CG的な動きに違和感を覚える場面もあった(そういう意味では、見ていて圧倒的に自然で、違和感というものをほとんど感じさせなかった『坂道』でのアナログ的手法がもたらしたアニメーションの質感というのは確かに特筆すべきものであると思う)。


しかしこの作品の数々の名演奏シーンというのは、今観ても十分な力を感じさせるものである。もちろん実際に鳴っている音楽が素晴らしいわけであるが、その音楽をさらに強烈に印象付けるような、あの、漫画とアニメのそれぞれが持つ良いところを生かすような演出法というものが極めて大きな効果を上げていると思う。
必ずしもリアルではなくても十分に心に訴える演奏シーンは出来る。『響け!ユーフォニアム』など、リアルを追及する演奏シーンは更なる進化を遂げているが、この事は今後音楽系アニメでの演奏シーンというものを考えていく上でひとつ確認しておいた方がいい点ではあるだろう。


(7) 実際この部分――〈Someday~〉のテーマ部が即興演奏によってもたらされたかどうかについては注意が必要である。原作では、薫が千太郎に意表をつく形で曲を急に切り替えるという、まさに即興演奏的な描写がなされているわけであるが、アニメではこの急な曲の切り替えというのはあらかじめ決まっていた展開ということになる。
そして菅野はこのシーンについて「編曲テクニック的には普通のことです。今回、難しかったのはそれを自分ではなくて人に演奏してもらうというところ。どの程度譜面を書いて、どの程度自由にやってもらえばいいのかは考えましたね。」(『坂道のアポロン オフィシャルログブック』、103頁)と語っているのである。
菅野がこのシーンでの音楽設計というものに大きく関わっているのは間違いない。しかしこの言葉だけでは、この部分が即興演奏によってもたらされたかどうかについてはなんとも判断のつかないところである。当事者のみぞ知るといったところであろう。
が、いずれにしても、このシーンの音楽というのは――そんな情報があろうがなかろうが――まったくもって即興的に行われた薫と千太郎のセッションとしか聞こえないようなものになっているのであるから、そのように影で巧みな演出をしていた菅野よう子の功績というのはやはり大きなものであるといえるだろう。

 
(8) 『アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック』の23曲目に収録の「Kaoru & Sentaro Duo in BUNKASAI」。1分31秒過ぎから始まる、薫の溢れ出る感情がそのまま音になったかのような〈Someday~〉を是非聴いてみて欲しい。映像が無い分、より音楽だけの説得力というものを強く感じることが出来るはずである。しかしここでピアノに対して激しくドラムが打ち返される様というのも、薫と千太郎の心の会話や関係性そのものを感じさせるもので、実に感動的である。

図注
(6) 『MUSIC LOUNGE』 の2012年6月28日の記事(「坂道のアポロン、ライヴ決定!オリジナル・サウンドトラック第2弾も!」)より引用(http://www.music-lounge.jp/v2/articl/news/detail/?articl=2012/06/28-14:32:00_0d24ec79011ae522c89cefbf3f927d06、2012年10月25日閲覧)。
  
  
  
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