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レーダーチャート、評価、採点、ネタバレ厳禁度について





レーダーチャート再再改定



レーダーチャートは、視覚的に瞬時にその作品の秀でたポイントや雰囲気、傾向を把握できたり、何作品かを並べて比べる際に図形の違いから意外なものが見えてきたりするところが面白い、ということで、ガイド的に作品の見どころを紹介して興味を持ってもらうことと作品データベースを作ることの二つを目的としている本企画においては有意義であると考え導入しています。



 
【パラメータについて】

【点数の見方/付け方、作品評価基準、ネタバレ厳禁度について】

【図の見方、グループについて】



◆ 総得点順作品リストはこちら  
◆ 作品評価順リスト(=「見て損はない作品」ランキング )はこちら  





 

【パラメータについて】




以下8つのパラメータについて順に説明していきます。


パラメータ項目に何を入れるのかは色々と悩みました。
異論もあるとは思いますが、特別に専門的な知識がなくても誰もが採点できるような評価軸を作りたい、といったあたりの趣旨を優先して選定にあたりました。





■ 世界観




定義の難しい言葉ですが、


テーマ、設定(の強度、斬新さ)、雰囲気、空気感、舞台美術、モブの描き方、映像の質感……などなど、その作品の世界に関わるほとんど全ての要素を含んだものとして本企画では定義したいと思います(※よって、舞台美術やモブ、映像の質感のあたりでは作画とも採点が被ってきますが、この場合は、舞台美術が良いと思えば世界観の点数は高く、舞台美術の作画が良いと思えば作画の点数を高く、といった形で採点を行います)。


採点にあたっては、上に挙げた多岐にわたる要素を見て総合的に判断します(テーマだけはずばぬけて素晴らしいが設定に説得力が欠ける、という時はもちろんこの二つの間を取って点数をつけますが、その場合に埋もれてしまうテーマの素晴らしさなどについては本文中の説明で補う形とします)。


その際、
いかに説得力のある世界に描けているかいかに斬新(独創的)で唯一無二なものであるか
の二点は特に重要な判断ポイントになってくるでしょうか。




「説得力のある世界にしっかり描けているけど、設定的には普通の学園もの、なので~点ぐらいに抑えておこう」

「設定は斬新で素晴らしいけど、随所に破綻が見られ説得力に欠けていたので点数はかなり落ちるか……」

「多少破綻は見られたけどそれを補って余りある斬新なテーマがあるので点数を上げよう」



一例ですが、だいたいこんな感じで採点していただければよいのかなと思います。



もう少し具体的に、
響け!ユーフォニアム』(以下ユーフォ)を例に、説明してみます。



私の採点ではユーフォの世界観は90点です。

これは、ユーフォの世界観が後述する採点基準にある「めちゃくちゃ良い」、「名作レベル(観るべき、マスト)」といったニュアンスに合致したからです。




ユーフォ イメージ3 43



「めちゃくちゃ良い」と感じた具体的理由についてですが、
ユーフォでは、宇治の街並みや学校での日常風景、吹部の生徒達が手にするリアルな楽器、リアルな演奏姿――などが京アニの恐るべきハイレベルな作画によってこれ以上ない素晴らしいクオリティで再現されており、そこでキャラクター達がしっかり生き音楽に情熱を傾けているのだ、と確かに感じられるリアリティある作品世界の説得力は十分に高く評価できるものであろうと。

また、詳しい言及は避けますが、映像の質感やモブへの異常なこだわりはさながらアニメが実写的表現を手にした、と思える驚きもありそこも加点ポイントとしています。
ジャンル的には学園青春音楽アニメということで斬新さにはやや欠けるところもあるわけですが、序盤で描かれる部内での不穏で倦怠した部活動あるある的雰囲気には意外性と刺激を感じられたので、その辺でも加点評価を行っています。

と、だいたいこのあたりを考慮しての90点、といった感じでしょうか。






■ 脚本/構成




各話数における脚本の質から全体を見渡した時の構成の巧さまでを総合的に判断します。


計算された、理にかなった巧さのある破綻のない物語であったかどうか、つまりは、
見終わった後満足できる作品(物語)であるかどうかを示すパラメータであるといっても差し支えないでしょうか。






■ 演出




カメラアングルや構図、テンポ感、芝居付け……などなど、これも世界観同様に定義の難しい言葉ですが、おおよそ画面に映し出されている演出効果を全て含むものとします。





■ キャラ




キャラ造形の質の高さを判断します。


キャラがまるで生きている、キャラが魅力的、キャラが立っている、などと語る時の質を指します。
世界観同様、このパラメータも下で語る演技(声優)や作画と採点が被ってくるところがありますが、この場合も分けて考えようとすると難しくなってしまうと思うので、「作画と演技が良くてキャラがとても魅力的、なのでキャラは高得点」、「キャラ作画が良いので作画を加点評価」といった形での採点でもよいものとします。



採点はあくまで目安である、と企画では考えています。


あまりにもアバウトでは問題ありですが、かといって厳密に考えすぎるとえらく難しくストレスを感じる作業になってしまう、というのは実際に私も行っていて感じているところです。

なので、そこまで考えすぎず、というのも難しい話かもしれませんが、参加者の方にはそんな感じで採点を行っていただければと思います。

指標となる他の作品との整合性を計ることは多少必要になってくるとは思いますが、採点基準表に従って「めちゃくちゃ良い」と感じたら90点をつける、そんな感じでもよいと思います。






■ 演技(声優)




声優の演技(声がキャラに合っているか、というキャスティングもここに含めることにします)、キャラの表情や仕草による芝居の質の高さを判断しますが、採点にあたっては声優に対する比重が高くなる感じでしょうか(表情や仕草に関しては作画と採点が被りますが、このように採点項目が重複するケースの対応の仕方に関しては上で述べたようなやり方で統一したいと思います)。





■ 引き




各話における、続きが見たい!視聴が止まらない!といった類の面白さを全話見渡してのアベレージで評価するパラメータです。





■ 劇伴




BGMの質(その作品の世界観に合った曲想になっていたか、シーンを適切に彩り劇伴としての役割を果たしていたか、楽曲単体として聴いても音楽性が高く映像と相互に影響し合うような質の高さと存在感があったか、作品から離れてもいつまでも視聴者の記憶に残りその作品への想いを膨らませるようなインパクトが楽曲にあったか……etc)、を基本に、
そこに(必要があれば)OP、ED楽曲や音響周りの質を加点、減点する形で採点することにします(この場合も採点の詳細については、必要があれば本文中で補うことにします)。

尚、このシーンのこの場面にこの曲を配置した、という場合には演出や編集の要素も入ってくると思いますが、それらも含めての劇伴の良さ、としてここでは捉えることにしたいと思います。






■ 作画




人物、背景、モブ、芝居……全てを含んだトータルなものとして判断します。










以上でパラメータに関する説明は終わりですが、

ユーフォ1期12話で久美子が走り出すシーンでは多くのパラメータが関与していて且つそれぞれが高得点を出しているので説明にはもってこい、ということで少し触れてみます。



ユーフォ イメージ3 85



このシーンでは、久美子が走り、泣き、切実なセリフを吐く、という一連の流れの中で、身振り、表情、声優の3拍子揃った質の高い芝居が見られるので演技(声優)の得点は高い。

その芝居を画面上で再現する作画、モブのクオリティも非の打ち所がないので作画の得点も高い。

また、そういった芝居付けをより魅力的に、効果的に見せるためのカメラワークの妙もあり演出も高く評価できる。

さらには、これまでの物語の流れの中で、ここでこうして我を忘れて走り出してしまう久美子の行動には説得力があり、それがキャラの魅力(の高得点)につながるとともに、脚本/構成もプラス評価できる。

とこんな感じでしょうか。




 




【点数の見方/付け方、作品評価基準、ネタバレ厳禁度について】




レーダーチャート再再改定2 2




各点数における、その点数が指し示すニュアンスについては下の表を参考に、採点の際もこの基準を目安に行っていただければと思います。


点数は5点単位になっています(図の作成上の都合ですが、よって92点などの細かい点数はありません)。


60点ならば普通、それより下になれば否定的でマイナスのイメージが増えていくし上にいけば良い印象が増す。

75点で良い

80点になれば良作レベルでかなり良い部類に入る、といったあたりが目安になる感じでしょうか。



100 唯一無二、これ以上はそうそう望めない最高峰 
95   最高、傑作レベル、文句なし、その作品にとってなくてはならない 
90   めちゃくちゃ良い、名作レベル
85 
80   かなり良い(強い、巧い)、良作レベル 
75   良い(強い、巧い)
70   なかなか良い(強い、巧い)、佳作レベル
65
60   普通、水準作レベル、少々物足りないが及第点は出せる 
50   凡作レベル、2流  
30   失敗作レベル、3流  
0   駄作・愚作レベル





傑作、名作、良作~といった「作品評価」については下のような基準を設定しています。



傑作 絶対観た方がよい作品 
【名作】 観るべき、マストではずせない作品 
【良作】 観た方がよい(がマストではない)作品
【佳作】 時間があるなら観ることを勧めたい作品 
【水準作】 普通だが見どころはある作品

【凡作】 酷いが全否定ではない、どこか残念な作品 
【失敗作】 ほぼ全否定、何とも残念な作品 
【駄作】 取り上げる価値もない作品


【傑作・名作】 傑作と名作の中間
【傑作>名作】 傑作寄り
【傑作<名作】 名作寄り
※惜作 (名作になりえた惜しい作品)




尚、評価しない、という選択も場合によっては可能だと思うのでご相談下さい。

これは、上で説明したレーダーチャート評価、それから下で述べるネタバレ厳禁度についても同様です(実際、『Back Street Girls -ゴクドルズ-』の記事では「採点なし」になっています)。



これまでの全作品の作品評価と採点は、

総得点順作品リスト、あるいは、作品評価順リスト(=「見て損はない作品」ランキング )
の方に纏めています。



作品評価の決定や採点を行う際の参考になるかもしれません。





「ネタバレ厳禁度」については下のような5段階の指標を設定しています。



★★★★★  (厳重注意。ネタバレによって面白さ・衝撃度が著しく低減する可能性あり)
★★★★☆  (要注意。ネタバレによって面白さ・衝撃度が低減する可能性あり)
★★★☆☆  (少し注意。ネタバレによって面白さ・衝撃度が少し低減する可能性あり)
★★☆☆☆  (ほとんど問題なし)
★☆☆☆☆  (まったく問題なし)



 




【図の見方、グループについて】




   レーダーチャート グループ



図の見通しをよくし作品の捉え方の精度を上げるために、8つのパラメータを上図のように3つのグループと「作画」に分けて考える試みも導入しています。


凡そのイメージですが、



・ グループAは「作品の核」(最も大事な部分、骨組み)

・ グループBは「作品の核2、キャラ」(グループAに次いで大事な、あるいはそれと肩を並べる作品のもうひとつの核)

・ グループCは「プラスアルファ要素」(劇伴については、世界観や演出とも密接に関わる重要性を重々理解しつつ、ある意味便宜的に作品の核ではないこのグループに配することにしています)

・ 作画は「作品の基礎」(作品の多くの要素とその質に関わるもの)


といった感じでしょうか。



点数を見る時に、図の上から下へと視線を下げていって、グループA、B、C、作画の得点を考えてみることで、8つの点数をばらばらに見る時とは違う何かが見えてくるのではないか、という意図があります。





  

  
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詳しくは、

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【傑作】8
【名作】23
【良作】20
【佳作】16
【水準作】5
【凡作】0
【失敗作】1
【駄作】0

※惜作 4 ※超神回 4

(【傑作>名作】は【名作】とする)


◇ コラム記事総数:3

(2019年6月19日現在)
 
 

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作品評価基準 【深歩評価】

本企画では以下の評価基準を採用しています(詳しくはこちらをご覧下さい)。


傑作 絶対観た方がよい作品

【名作】 観るべき、マストではずせない作品

【良作】 観た方がよい(がマストではない)作品

【佳作】 時間があるなら観ることを勧めたい作品

【水準作】 普通だが見どころはある作品


【凡作】 酷いが全否定ではない、どこか残念な作品

【失敗作】 ほぼ全否定、何とも残念な作品

【駄作】 取り上げる価値もない作品



【傑作・名作】傑作と名作の中間
【傑作>名作】傑作寄り
【傑作<名作】名作寄り
※惜作 (名作になりえた惜しい作品)
※超神回 (ずば抜けて素晴らしい名作回がある作品)


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