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★【名作・良作】『若おかみは小学生!』(2018/Ave.83.1) text by PIANONAIQ

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作品NO.60 『若おかみは小学生!』




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若おかみ レーダー小 5 【名作・良作】 1クール尺・15分枠


世界観:80 脚本/構成:85 演出:80 
キャラ:90 演技(声優):95  引き:80 劇伴:80 作画:75


Ave.83.1   詳しくはこちら     ネタバレ厳禁度:★☆☆☆☆





2018年4月~9月
テレビ東京系列
全24話15分枠)/小説原作令丈ヒロ子
旅館もの・ドラマ・ファンタジー




監督:増原光幸谷東
シリーズ構成:横手美智子
キャラクターデザイン:朝来昭子
音楽:はまたけし
アニメーション制作:マッドハウス




<キャスト>

関織子(おっこ):小林星蘭
ウリ坊:松田颯水
秋野真月(まつき):水樹奈々
秋野美陽:日高里菜
鈴鬼:小桜エツ子
関峰子:一龍斎春水
おっこの母親:能登麻美子

 



《ワンツイートレビュー》


老若男女問わず万人の心に響く力を持ったアニメ作品。旅館もの、両親を亡くした少女など王道の題材や設定に問答無用で心が揺さぶられるのは、等身大の小学生に自然に備わる人間的魅力純粋な気持ちが丁寧に描き出されているからだろう。主役を演じた小林星蘭の声の可愛さと演技力の高さも素晴らしい。





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■ はじめに ~ 2018年は若おかみの年





2018年、日曜朝の15分枠で放送された本作は、魅力的なヒロイン心に響く人間ドラマ幽霊達との楽しい掛け合いなどを軸に毎回気持ちの良い涙を流せるような充実したお話を見せてくれた作品であった。

よって、今年のナンバーワンTVアニメ作品に本作を挙げる人も少なくないはずだし、最終回後に公開された劇場版も過去類を見ないほどの大絶賛で迎えられている。



そのような状況を考えれば、2018年は若おかみの年だった、といっても決して大袈裟すぎるものではないだろう。


原作は300万部以上の売り上げを記録している令丈ヒロ子の児童文学シリーズ。全20巻で完結している(本作と『黒魔女さんが通る!!』、『妖界ナビ・ルナ』の3つが2000年代児童向けラノベシリーズ御三家であるという意見もあるそうだ)。


恥ずかしながら、当初漫画原作とばかり思っていたので児童文学が原作であると知った時は驚きもあったが、試しに1巻だけ読んでみての印象は、「アニメ化によって大幅にブラッシュアップされているなあ」(=大人の鑑賞に耐えうるものになっている)で、丁寧な映像化を行ったアニメ制作陣への評価はより高まることとなった(念のため、原作は原作で読みやすく全然悪くないです)。



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原作から特にパワーアップしてるなと感じるのは、アニメ版が備えるその「涙腺破壊力」だろうか。


1話に至っては開始早々瞬殺されてしまうほどだったが、いくら泣きやすい体質(?)であるとはいえ、自分でもどうかと思うほど毎回泣きながら見ていた記憶がある(これまでツイッターで感想を見てきて、毎週涙腺を緩めながら見ていたアニメファンも少なくなかった印象があるので、「泣ける作品」という評価もおあながち間違ってはいないのだと思う)。


「旅館もの」は確かにとても好きで相性の良い題材だし、両親を早くに亡くした「心に傷を負った少女」という設定に滅法弱い、というのはあるにしても、小学生若おかみが頑張る姿を見てこうも心が動かされるのは何故だろうか。



その理由を考え述べることがそのまま本作の魅力を紹介することになるのでは――


今回の記事はだいたいこのような目論見で書かれています。




 

【目次】

 
あらすじ ~ 朝ドラ的作風について   

ヒロインの魅力について

劇場版、その他の見どころについて 



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■ 作品評価     【名作・良作】



傑作 絶対観た方がよい作品 
【名作】 観るべき、マストではずせない作品 
【良作】 観た方がよい(がマストではない)作品
【佳作】 時間があるなら観ることを勧めたい作品 
【水準作】 普通だが見どころはある作品

【凡作】 酷いが全否定ではない、どこか残念な作品 
【失敗作】 ほぼ全否定、何とも残念な作品 
【駄作】 取り上げる価値もない作品


【傑作・名作】 傑作と名作の中間
【傑作>名作】 傑作寄り
【傑作<名作】 名作寄り
※惜作 (名作になりえた惜しい作品)
※超神回 (ずば抜けて素晴らしい名作回がある作品)

◆ 作品評価順リスト(=「見て損はない作品」ランキング )はこちら




 
■ レーダーチャート評価 


若おかみ レーダー
【総得点/Ave.】   665/83.1
――――――――――――――――――――――――――――――――
世界観 : 80
脚本/構成 : 85
演出 : 80                 グループA:Ave. 81.7
――――――――――――――――――――――――――――――――
キャラ : 90
演技(声優) : 95             グループB:Ave. 92.5
――――――――――――――――――――――――――――――――
引き : 80 
劇伴 : 80                 グループC:Ave. 80
――――――――――――――――――――――――――――――――
作画 : 75         
――――――――――――――――――――――――――――――――


100 唯一無二、これ以上はそうそう望めない最高峰 
95   最高、傑作レベル、文句なし、その作品にとってなくてはならない 
90   めちゃくちゃ良い、名作レベル
85 
80   かなり良い(強い、巧い)、良作レベル 
75   良い(強い、巧い)
70   なかなか良い(強い、巧い)、佳作レベル
65
60   普通、水準作レベル、少々物足りないが及第点は出せる 
50   凡作レベル、2流  30  失敗作レベル、3流  0  駄作・愚作レベル


※ 各パラメータが含むもの、点数の付け方など、詳しくはこちら
※ Ave.と作品評価は別、つまりAve.が75でも【名作】にすることは可能
※ これまで扱った全作品の採点等は作品評価順リストの方に纏めています





■ ネタバレ厳禁度   


★☆☆☆☆  (まったく問題なし)







 


あらすじ ~ 朝ドラ的作風について






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小学生で若おかみとなる本作のヒロインは関織子、「おっこ」という愛称で呼ばれている。


物語は交通事故で両親を亡くしたおっこが祖母の峰子が営む旅館「春の屋」に住むために訪れるところから始まる。


早くに両親を亡くすという、小学生にはあまりにも過酷な現実を背負ったまだ小さな少女を旅館関係者の大人たちは、どこか傷に触れないような配慮を感じさせるいたわるような目で見ている。

それによって、まったくもって明るい映像の中にもどこか物々しい雰囲気が漂っている立ち上がり、にも思える。


当のおっこは嘘みたいに元気な振る舞いを見せているが、勝手知らぬ新しい自室で一人になった途端、不意に悲しさに襲われてしまう。


見ているこちらも早々に切実な気分にさせられるのだが、もしかしたら児童文学である原作が対象として想定している子供たちよりも大人の方がこういった光景を見た時にはより刺さるものがあるのかもしれない。「親目線」に近いものであろうか。



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「何をめそめそ泣いてんだよお前は」、とここで現れるのがウリ坊という春の屋に長きにわたって住まう少年の幽霊。

本心はわからないが、いたずらっぽくちょっかいを出すような中にもどこかいたわりや優しさが感じられるこのウリ坊の登場シーンとキャラ造形は王道で既視感もあるがやはり良い。

結果的におっこに悲しさを忘れさせているのだから――





長年、峰子を見守ってきたウリ坊の言動を発端に、ひょんなことから若おかみとして旅館の仕事を手伝うことになったおっこは、ウリ坊始め他の幽霊達に助けられながら様々なお客が持ち込む問題に向き合っていく中で、初めはいやいやだった旅館の仕事の楽しさに目覚め、若おかみとして成長していく。



あらすじはこのように非常にシンプル。小学生が幽霊達とともに若おかみ修行に励む旅館ものとして多くの方が想像する通りの一切奇をてらわない物語である。



また、このような女の子が仕事で頑張る姿を描く題材はもちろん、能登麻美子さんの優しいトーンのナレーションが毎回入るところなどからも、さながらNHK朝ドラのアニメ版といった印象を本作からは受ける(能登さんがおっこの死んだ母親役も兼ねていることで、このナレーションがあの世から我が子を見つめる視点の導入ともとれる妙味となっており、こういったところも原作からのブラッシュアップを感じさせる部分である)。

15分枠での全24話なので、実質1クールアニメのスケール感を持った作品になるが、15分の短尺の中で毎回ちょっとしたお話の起伏と展開が盛り込まれるので、退屈せずに意外とサクサク視聴を進められるあたりも朝ドラに似ている。




シンプルで奇をてらわない物語と朝ドラ的作風。ここにさらにアニメ表現が持つ力アニメだからこそ描けるものが加わることで本作の屋台骨は完成するが、そこで誰の目にもわかりやすく際立ってくるのが、おっこの魅力、ということになる。





 
ヒロインの魅力について






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シンプルなストーリー故に主役により多くのスポットが当たり魅力的に感じやすい、

主役が魅力的だからこそシンプルな話がより大きな力を生み視聴者の心を動かす――


本作が持つ力の源はこうした相乗効果にあるのではないかと思う。


ただ、言うのは簡単だがこれを実現するのは並大抵ではいかないはずで、本作に関しては、(児童文学ながら実は)相当緻密に作られている原作の力を丁寧な映像化によってより大きく膨らませることができたからだろうと。




では、主役であるおっこの魅力とは何だろうか、ということになってくるが、


それが最初に書いた、等身大の小学生に自然に備わる人間的魅力、ということになる。




等身大という点においていえば、おっこが外見的に深夜アニメでよく見られるわかりやすい美少女造形ではないところは重要だろう。



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ごくごく普通の(等身大の)小学6年生の女の子が旅館の仕事(バラエティ豊かな客がそれぞれに抱える・持ち込む問題)に真正面からぶつかっていく健気な姿とそこで見せる「誰かのために何かをしてあげたい」といった純粋な気持ちに我々視聴者は胸を打たれるわけであるが、感情移入させるという点でもこのようなおっこの造形は非常に重要な要素であろうと。


またここでやはり先に触れた「アニメだからこそ描けるもの」も重要になってくる。








6話のとあるシーンに注目してみたい。


おっこがクラスメイトの真月の家が営むライバルの「秋好旅館」に幽霊達と一緒に走って向っていくシークエンス。



ここでの、私服姿のおっこを春の屋とはまるで趣の異なる巨大かつ豪華絢爛なライバル旅館内でロングで捉えるシーン(8分過ぎたあたり)。


制作側にそのような意図があったのかどうかはわからないが、それによって本シーンでは巨大な旅館内にポツンと佇むおっこの姿がより強調されて描かれている、ように感じられる。



これまでは問題を解決しなければと奔走するおっこの純粋な気持ちや健気な姿を描いてきたが、本シーンでは、そういうおっこはまだまだ頼りない小さな小学生なのだという当たり前の事実が画面全体から洪水のように押し寄せてくるような感覚に襲われ、初めて見た時訳もなく涙が流れてきたのだ――


最適なロケーションを用意することだけを考えても実写で同じように視聴者に感じさせることは困難なはずだ。


アングルやロケーション、キャラ作画などを駆使し自在に組み合わせることによって何かを強調して表現することができるのがアニメが持つ力のひとつである。

実写で撮る場合に避けようがなく生じてしまう役者の実在感や肉感を消せることも大きいと思うが、それによって本シーンではおっこの純粋な気持ちや頼りなさといった表象だけを特別に強調して描けている、からこそ半ば無意識レベルで心の深くにある感情が刺激されるようなシーンになったのではないかと。



また、両親を早くに亡くした心に傷を負った子であるという設定が、このシーンで映し出されるおっこの根底にあるものとして我々視聴者の心に何がしかの影響を与えていることも無視できないだろう。

本シーンに限らず、この設定は様々なシーンでお話作りの大きな駆動力になっているし、同時におっこのキャラ造形(魅了)にも深く関わっている作品の核ともいえる重要な要素である。


再び等身大の少女の話に戻せば、おっこは他人を思いやる優しさを持っているが、完璧な性格を持ったよい子というわけでもない。時にはお客の態度や言動にいらっとして怒ったりと年相応な行動もとる。

ただ、そういう振る舞いを見せるおっこが両親を亡くしているという事実を知った時には、少なからずお客のおっこへの見方に変化は起きるだろう。そういう辛い境遇を生きる少女が、そうとは感じさせず思いやりの気持ちで一歩踏み込んで自分に接してくれる、からこそ気難しいお客もおっこにだけは心を開いて自分が抱える問題を打ち明けるのだと思う。



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「話しやすい」というのはおかみの資質として非常に重要であると思うが、おっこはそのある意味持って生まれた天賦の才に近い資質を備えているのだ。



「両親の死」というものを視聴者の同情を誘うためだけの設定には終わらせず、それがあって今のおっこの性格や人としての魅力があり、おかみの資質が形成されていると確かに感じさせてくれる作劇。


シンプルな物語ながら、原作者の緻密な設定の練り込みとお話作りの巧さを感じると先に述べたのはこういったあたりである。








ここまでおっこが何故魅力的なのかについて主に等身大の少女という側面から見てきたが、その魅力を決定づける上で最も重要なのはおっこ役を務めた小林星蘭さんの好演といって間違いない。

おっこ役としてこれ以上のキャスティングは考えられないと思える小林さんの声の存在感は、ヒロインの魅力だけに留まらず作品の魅力そのものといっても決して大袈裟ではないだろう。






 
劇場版、その他の見どころについて






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幽霊達との楽しい掛け合いも本作の大きな魅力だが、こういったファンタジー設定は一歩間違えるとお話の核がブレたり説得力がなくなる原因になりかねないものでもある。


本作では、おっこの元にお客の情報を運んできたりと幽霊達がお話の種を作る&展開を促す重要な役割を担っているが、問題の発生に際しては、幽霊達の助けを借りて解決する楽しさもありつつ、おっこが自分の力で問題に対処し成長していく姿もしっかり描けている。

このあたりのバランス感、幽霊達の存在を上手に活かした作劇も見事である。



他、お気に入りのエピソードなどまだまだ紹介したい本作の魅力は多いが、これ以上は語りすぎというもの。あとは実際に作品を見てもらってその魅力を感じていただければと。



劇場版は監督などテレビ版とは異なるスタッフで制作されており、キャラデザもお話の質感もテレビ版とは異なるので(劇場版は両親の死によりスポットを当てて大きなクライマックスを迎えるように構成された吉田玲子氏による脚本や、絶賛の声を多く生んだ高い作画クオリティなどが見どころ)、もしどちらかを先に見て作品が気に入ったならば是非両方鑑賞することをおすすめします。





若おかみ イメージ13 65






執筆者 : PIANONAIQ (@PIANONAIQ




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★【名作】『Back Street Girls -ゴクドルズ-』(2018/採点なし) text by すぱんくtheはにー

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作品NO.59 『Back Street Girls -ゴクドルズ-』




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ゴクドルズ レーダー小5 【名作】 1クール   


世界観: 脚本/構成: 演出:     
キャラ: 演技(声優):  引き: 劇伴: 作画:   


※採点なし   詳しくはこちら     ネタバレ厳禁度:★★☆☆☆





2018年7月~9月
BS11、他
全10話マンガ原作ジャスミン・ギュ
ギャグ・アイドル・任侠




監督・絵コンテ・演出:今千秋
シリーズ構成:山川進
音楽:月蝕會議
アニメーション制作:J.C.STAFF




<キャスト(主要)>

山本アイリ/山本健太郎:貫井柚佳小野大輔
立花マリ/立花リョウ:前田佳織里日野聡
杉原チカ/杉原和彦:赤尾ひかる興津和幸
犬金 鬼万次郎:藤原啓治
マンダリン木下:諏訪部順一




 

【目次】

 
【あらすじ】   

【みどころ】

【視聴ガイド】 




■ 作品評価     【名作】



傑作 絶対観た方がよい作品 
【名作】 観るべき、マストではずせない作品 
【良作】 観た方がよい(がマストではない)作品
【佳作】 時間があるなら観ることを勧めたい作品 
【水準作】 普通だが見どころはある作品

【凡作】 酷いが全否定ではない、どこか残念な作品 
【失敗作】 ほぼ全否定、何とも残念な作品 
【駄作】 取り上げる価値もない作品


【傑作・名作】 傑作と名作の中間
【傑作>名作】 傑作寄り
【傑作<名作】 名作寄り
※惜作 (名作になりえた惜しい作品)
※超神回 (ずば抜けて素晴らしい名作回がある作品)

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■ レーダーチャート評価       ※採点なし(理由は本文中に記載)  





■ ネタバレ厳禁度   


★★☆☆☆  (ほとんど問題なし)







 

【あらすじ】





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「お前ら今からタイ行って性転換と全身整形手術受けてアイドルやれ、それか使える臓器全部売るか、5秒やる、選べ」


大きなヘマをやらかした暴力団・犬金組の構成員、健太郎リョウカズ組長から落とし前としてそう命じられる。

三人は手術を受け、元男だということを隠し、女性裏路地アイドルグループ『ゴクドルズ』としてデビューした。当初はすぐに頓挫すると考えていた三人だったが、思いとは裏腹に人気が出てしまう。

そのため組の資金源として期待されることとなり、『ゴクドルズ』を辞めるに辞められなくなった三人の行く末は……。











 

【みどころ】





存在しないものをあるように錯覚させる。存在する現実を忘れさせる。


それが虚構の本質的な作用だとするのなら、本作はそこに全てを賭けた怪作であり、それにより恐るべき批評性を持った問題作である。


《ヤクザの構成員三人が大失態をし、消されることを回避する条件として提示されたのが「性転換および美容整形手術を受け、アイドルになり組のために資金を稼げ」というものだった。命の惜しい三人はその条件を飲み、少女の姿となってアイドルとして活動することになる》


本作の概要はこの時点で、いくつもの問題を射程に捉えている。


二次元作品の時点で、その見た目はかなりのレベルで自由自在だ。元がどんなおっさんであろうとも、そこに描かれる「性転換および美容整形手術」を受けたあとの姿は、アイドルとして活動するのになんら支障がないものになっている。



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それは容易く「ルッキズム」の問題に踏み込んでいく。


「おっさんでヤクザ」と「美少女でアイドル」――それは「美しいものは善である」というステレオタイプを利用し、私たちの認識をハックする。

中身が同じ暴力団という非合法組織の構成員でも、外観によって社会の反応が変化してしまうこと、それは私たちがどれだけ「見た目」という要素に左右されているかをあぶりだす。


あるいは「中身」の部分に注目するならば、本作におけるメインキャラクターたちにとって「中の人」という表現は2つの意味を持つ。

作品設定としての「本当はヤクザのおっさんである」という意味での「中の人」、もう一つは「アイドルのキャラクターに声を当てている声優」という意味での「中の人」だ。


昨今のアイドルアニメ(あるいはそれに類するコンテンツ)において、「中の人」である声優もまたムーブメントを構成する一要素として無視できない。

例えば『ラブライブ!』では、キャラクター高坂穂乃果を好きになると同時に、その声優新田恵海がライブで歌い踊る様を喜んで観賞する姿勢は、当然のように両立している。


本作ではその「中の人」が持つ意味を複数化することによって、その受容に一つの疑問を投げかけている。

ここで描かれる「アイドル」にとって「中の人」との距離を考えるなら、設定上は本体である「ヤクザのおっさん」のほうが、「声優」よりも近い位置にいる。だがそういった「中の人」の在り方とは無関係に、作中のアイドルファンたちは、歌い踊る「アイドル」に熱狂する。

ギャグアニメとして本作を見る私は、そのファンの姿に滑稽さを覚える。それはつまりキャラクターと声優を等価に受容しようとする姿の戯曲化と言えるだろう。


だが本作が優れているのは、それが決して否定ではないことだ。


本作の「アイドル」はファンを騙している、だが騙しているからこそ「騙し通す」決意をする。

ファンもまた目の前に存在する「アイドル」そのものに愛情を傾ける。真相はそこでは覆い隠されている。

しかしながらお互いに交換される「本気」、それこそがこの場を支配する倫理として浮かび上がってくる。

それは滑稽であるがゆえの、ギャグ作品だからこそ描ける、儚く美しい関係性の肯定に他ならない。

この複数の層が折り重なった作品への目線を提供しているのが、「アイドルもの」の流行とそれに伴う表現の進化に逆行するような本作の描き方である。


まずOPでは細かい所作も含めて、ダンスするキャラクターたちが映る。しかしその姿は綿密な動作と裏腹に、ピンク青黄色で塗りつぶされた人型のままである。またその動きは確かにダンスモーションとしてほぼ完璧に見える、がどこかに違和感を感じる



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いっぽうで本編では、ライブシーンがほぼ静止画(というかそれ以外もほぼ動かない)で進行する。

しかしOPでのダンスシーンは元より、幾多の「アイドルアニメ」を見てきた視聴者にとって、そのライブシーンを幻視するのは実に容易である。存在しないライブシーンを、まるで見ているかのように誤認させる。

多くのアイドルアニメが描いてきたものをバックボーンとすることによって、そこに「存在しないものをあるように錯覚させる」虚構を召喚しようとしているのだ。


その上でもう一度OPを見ると、違和感の正体に気付くだろう。


OPのダンスシーンはよく動く、いや「動きすぎて」いる。


それもそのはず、これは監督今千秋が実際に踊った姿のシルエットを取り込んだものなのだ。


アイドルアニメ」の過剰とも言える表現に慣れてしまった私たちは、OPでのダンスに「最近のアイドルものはやっぱすごいなぁ、ギャグ作品でも手を抜かないんだもん」と、慣れてるがゆえにありもしないアニメーションを、まさに実像を覆い隠す「虚構」を見てしまうのだ。それもまた「存在する現実を忘れさせる」という機能に他ならない。


もう一度言おう。


「それが虚構の本質的な作用だとするのなら、本作はそこに全てを賭けた怪作であり、それにより恐るべき批評性を持った問題作である」


それはこれまでに作られてきた「アイドルアニメ」という歴史そのものに全てを賭け、視聴者がこれまで見てきた「アイドルアニメ」の蓄積が幻となって立ち上がることを信じた(そのため、視聴者の経験が大きく影響することから、レーダーチャートの採点は不能とした)。

それは正しく「偶像という意味でのアイドル」を再認識させ、アイドルというコンテンツの危うさにも足を踏み入れてしまっている。


そういった点で、本作は間違いなく「アイドルアニメ」を賭場に変え作品によって賭博を行った「ヤクザもの」とも言えるだろう。







 

【視聴ガイド】




◆注目話数


OP/1話3話4話7話




なにはともあれOPを見ていただきたい。それと基本設定および、作品の方向性を描く第1話

外見の問題に対して、自ら切り込んだ第3話。ファンの姿が克明に描かれる第4話

そして『ゴクドルズ』という存在を揺るがす新メンバー加入の第7話


すべてギャグとしても申し分ない出来になっており、必見です。







ゴクドルズ イメージ2 33






執筆者 : すぱんくtheはにー (@SpANK888


ブログ「ゲームばっかりやってきました」
https://spankpunk.exblog.jp/





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テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

★【名作>良作】『刀使ノ巫女』(2018/Ave.83.1) text by 闇鍋はにわ

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作品NO.58 『刀使ノ巫女』




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刀使ノ巫女 レーダー小5 【名作>良作】 2クール


世界観:95 脚本/構成:90 演出:85     
キャラ:95 演技(声優):85  引き:70 劇伴:70 作画:75   


Ave.83.1   詳しくはこちら     ネタバレ厳禁度:★★★★☆   





2018年1月~6月
TOKYO MX、他
全24話オリジナル作品
ドラマ・アクション・思春期・シリアス




監督:柿本広大
原作:伍箇伝計画
シリーズ構成:髙橋龍也
キャラクターデザイン:しずまよしのり(原案)/八尋裕子
剣術監修:神無月久音
アクション作画監督:神谷智大
音楽:橋本由香利
アニメーション制作:Studio五組




<キャスト>

衛藤可奈美:本度楓
十条姫和:大西沙織
柳瀬舞衣:和氣あず未
糸見沙耶香:木野日菜
益子薫:松田利冴
古波蔵エレン:鈴木絵理

 



《ワンツイートレビュー》


女子中高生×日本刀というどこかで見た謳い文句から放たれる、他のどこにもない膨大な関係性の物語。意味不明から始まる作品とキャラを理解する過程に終りが見えない程の発見がある、深甚な練り込みを感じられる一作。


 

【目次】

 
【はじめに】   

【みどころその1・時間差で伝わる心情、性質】

【みどころその2・剣術を始めとした、言葉だけによらない表現】 

【視聴ガイド】 


【作品を見るには】 

【視聴終了後に閲覧をおすすめしたい感想】 





■ 作品評価     【名作>良作】



傑作 絶対観た方がよい作品 
【名作】 観るべき、マストではずせない作品 
【良作】 観た方がよい(がマストではない)作品
【佳作】 時間があるなら観ることを勧めたい作品 
【水準作】 普通だが見どころはある作品

【凡作】 酷いが全否定ではない、どこか残念な作品 
【失敗作】 ほぼ全否定、何とも残念な作品 
【駄作】 取り上げる価値もない作品


【傑作・名作】 傑作と名作の中間
【傑作>名作】 傑作寄り
【傑作<名作】 名作寄り
※惜作 (名作になりえた惜しい作品)
※超神回 (ずば抜けて素晴らしい名作回がある作品)

◆ 作品評価順リスト(=「見て損はない作品」ランキング )はこちら




 
■ レーダーチャート評価  


刀使ノ巫女 レーダー
【総得点/Ave.】   665/83.1
――――――――――――――――――――――――――――――――
世界観 : 95
脚本/構成 : 90
演出 : 85                 グループA:Ave. 90
――――――――――――――――――――――――――――――――
キャラ : 95
演技(声優) : 85             グループB:Ave. 90
――――――――――――――――――――――――――――――――
引き : 70 
劇伴 : 70                 グループC:Ave. 70
――――――――――――――――――――――――――――――――
作画 : 75         
――――――――――――――――――――――――――――――――
※今回の評価での「世界観」は厳密に言えば「作品性」に対するものです。またアクションに対する評価は「演出」に含めました。

100 唯一無二、これ以上はそうそう望めない最高峰 
95   最高、傑作レベル、文句なし、その作品にとってなくてはならない 
90   めちゃくちゃ良い、名作レベル
85 
80   かなり良い(強い、巧い)、良作レベル 
75   良い(強い、巧い)
70   なかなか良い(強い、巧い)、佳作レベル
65
60   普通、水準作レベル、少々物足りないが及第点は出せる 
50   凡作レベル、2流  30  失敗作レベル、3流  0  駄作・愚作レベル


※ 各パラメータが含むもの、点数の付け方など、詳しくはこちら
※ Ave.と作品評価は別、つまりAve.が75でも【名作】にすることは可能
※ これまで扱った全作品の採点等は作品評価順リストの方に纏めています





■ ネタバレ厳禁度   


★★★★☆  (要注意。ネタバレによって面白さ・衝撃度が低減する可能性あり)



慣れない序盤はふわふわした視聴感を受けるかもしれないが、その不安定さも含めて味わってほしい作品。






 

【はじめに】




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千鳥や小烏丸といった「御刀」に選ばれた少女である「刀使(とじ)」達が、荒魂と呼ばれる化物を斬って祓う――本作の根幹となる設定だが、初めて聞いた人はどう思っただろうか。おそらく、新鮮だと感じた人はあまりいないだろう。そして視聴を始めると、1話では変身ヒーロー的な要素やいわゆる天下一武道会のような場面があり、更に最後に……と視点が定まらない。


少なからぬ人はこう思うのではないだろうか。「よく分からない」と。


しかし待ってほしい。あなたは例えば初対面の人の性質を見抜ける自信はあるだろうか。あるいは初対面の相手に自分の美点を欠けることなく伝えられる自信はあるだろうか。

相手を理解することや自分を理解してもらうことは、一気に進むことはあっても基本的には一歩一歩の積み重ねから生まれていることが多い。この作品との付き合い方は、そういう人との付き合い方と特に似ている。つまり「分からない」を「少し分かる」に変えていく過程に大きな面白さのある作品なのだ。そしてそういう付き合い方は、意味不明とすら言える1話からしっかり埋め込まれている。





 
【みどころその1・時間差で伝わる心情、性質】




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本作には「写シ」という、刀を使った対人アクションを成立させるための重要なギミックが存在する。どういったものなのかはもちろん1話の内に明かされるのだが、視聴者がその言葉を聞くのと効果を知るのは同時ではなく、少々時間をおいてからだ。そしてこうした時間差は、本作全体に常に存在している。
 
1話では主要キャラ11人が全員登場し、様々な第一印象を与える。このキャラは剣術マニアで向こう見ず、このキャラはクールで親しみにくいタイプ、このキャラは能天気。エトセトラエトセトラ……しかしあなたが最終回まで見た時、その第一印象のまま変わらないキャラは1人も存在しないだろう。彼女達は嘘をついているわけではなく、本当のことを全ては1話で語っていないに過ぎない。人付き合いで相手をすぐに理解できないように、私達もまたひと目で彼女達を理解することはできない。

1話また1話と視聴を続けることで、私達は彼女達がどのような内面を持っているのかを一歩一歩知っていく。そうして過去の行動を振り返った時に初めて、彼女達がかつて何を考えていたかに理解の手を伸ばすことができる。

誰か1人をそういう位置に据えて大々的に扱う作品は数多いが、本作は主人公を含めた11人全員がそうした探るに足りる内面を持っている一方、ことさらにはそれを強調しない。結果として本作は振り返った時、あるいは見返した時、「伏線と思ってすらいなかった何気ない描写が後に繋がっていた」という事態が溢れんばかりに多発することになる。いわんや初見時は意味不明と困惑するであろう1話に至っては、だ。


本作を視聴する時は、描写や行動に疑問を感じたら「脚本が雑」「尺不足」と切り捨てず、頭に留め置いて推移を見守ってみてほしい。おそらくその多くは後から、納得のいく真意を以てあなたの胸に届くはずだ。





 
【みどころその2・剣術を始めとした、言葉だけによらない表現】




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先述した「写シ」のギミックの説明だが、登場人物にとっては当たり前のものであるから、劇中では台詞では行われない。しかし当たり前ではない私達も、それが発動する様子を見て何のために、どのような効果があって行われるのかを理解することができる。映像娯楽であるアニメは直接口語にする以外にも多様な語り方を持っているが、本作は特に人の身体のそれに極めて自覚的だ。なにせメインキャラクターである少女達は刀使、その身体で御刀を振るう存在なのだから。

本作の剣術において、いわゆる必殺技は基本的に存在しない。実在の流派を設定し監修された剣術描写は作品世界特有の技術を付加されつつもあくまで現実の延長であり、逆に何をやっているのか分かりづらい程だ。つまり人の考えがすぐには分からないのと同じだし、その内実を考えることはアニメ一般においてキャラクターの仕草から心情を類推するのと全く同じ意味を持つ。例えば目的が他にあって気が急いているなら早期決着を目指した戦い方をするだろうし、試合し慣れた相手にいつもと違うことをしてほしければ自分もいつもと違うことをするだろう。アクションシーンを見る時は、彼女達がどんな気持ちで御刀を振るっているのかにぜひ思いを馳せてほしい


もちろん剣術に限らず非言語的な主張、あるいは言語についても裏面的な主張は豊富であり、それらは先述した時間差で伝わる心情や性質を理解する時にも大きな力になる。1話で主人公である可奈美が口にする「よく見る、よく聞く、よく感じ取る!」という言葉は、作品を視聴する上できっとあなたの指針となってくれるだろう。




【刀使ノ巫女】剣術補足解説まとめ
https://togetter.com/li/1203460
剣術監修を務めた神無月久音氏による、各話の剣術解説。実在の剣術がただそのまま持ち込まれているのではなく、作品世界に沿って落とし込まれていることも分かる。




 
【視聴ガイド】




一言で評させてもらうなら本作は「口下手なようでおしゃべりな作品」だ。どこで喋っているかを見つける段階で注意が必要で、良く言えば何度も見ても新しい発見があるし、悪く言えば初対面ではとっつきづらい。

人は長年付き合った相手であってもその全てを知ることはできない。「分からない」から始まって、どこまで行っても「少し分かる」程度。しかしそれは逆に言えばどこまでだって分かりあえるし、いつだって先があるということだ。もしあなたが本作と真剣勝負をして、「少し分かる」を繰り返す喜びを感じてくれたなら、それは僕にとってこの上ない喜びです。


話数について触れるなら、作品との付き合い方の「少し分かる」が一定のラインに達する目安は5話。次に11話が1つのクライマックス。21~最終24話はいずれも圧巻の他、15話も少し毛色が違っていておすすめ。





 
【作品を見るには】




2018年10月現在Amazonプライム会員特典対象
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B078TPTTZS/ref=pd_cbs_318_3

この他ニコニコ動画やバンダイチャンネル、U-NEXT等で配信中
http://ch.nicovideo.jp/tojinomiko
https://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=5899
https://video.unext.jp/title/SID0032894





 
【視聴終了後に閲覧をおすすめしたい感想】




・ 刀使ノ巫女 感想(うつけ者アイムソーリー)

http://waitingfrofresong.blog.fc2.com/blog-entry-548.html
http://waitingfrofresong.blog.fc2.com/


ぽんず(@ponzu_citron)さんの感想。作品の中心的な魅力とテーマが的確に語られています。



・ 『刀使ノ巫女』に見るスポーツの本質 ~魂のこもってない剣じゃ何も斬れない!~(自由堂ノックの「生きるは恥だが死に切れず」)

http://knock88.blog.shinobi.jp/%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1/%E3%80%8C%E5%88%80%E4%BD%BF%E3%83%8E%E5%B7%AB%E5%A5%B3%E3%80%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%80%81%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E5%89%A3%E8%A1%93
http://knock88.blog.shinobi.jp/

自由堂ノック(@daikumilk)さんの感想。スポーツと絡めた独自の切り口の感想が読み応えがあります。他にも和風SFとしての観点や全体への感想もあり。





全キャラクターの第一印象の整理・まとめに。







執筆者 : 闇鍋はにわ(@livewire891


ブログ「Wisp-Blog」
http://craft89.blog105.fc2.com/

同ブログ内「刀使ノ巫女」各話感想リスト
http://craft89.blog105.fc2.com/blog-entry-2824.html#tm





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【佳作】16
【水準作】5
【凡作】0
【失敗作】1
【駄作】0

※惜作 4 ※超神回 4

(【傑作>名作】は【名作】とする)


◇ コラム記事総数:3

(2019年6月19日現在)
 
 

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