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サイト移転のお知らせ



こんにちは。pianonaiqです。


 2017年から始まった「深夜アニメの歩き方」ですが、この度、よりよい運営と企画の構築を目指し新サイトへ移転することにしました(現在整備や記事の移植作業を進めています)。


 3年ほどこちらのFC2ブログにお世話になりましたが、当企画をご愛顧下さった皆様、今までありがとうございました。

これからは新しいサイトで引き続き活動していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


ということで、

新サイトは↓こちらになります。
http://anime-walker.com/

サイト新規移転スタートのご挨拶
http://anime-walker.com/hello-world/

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テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

「深夜アニメの歩き方」の歩き方(目次)

 

目次配信サービス各年放送のテレビアニメ作品一覧コラム作品記事制作会社監督執筆陣最新記事へ



深夜アニメ トップイメージ 51



ツイッターで誰かが名作傑作級の作品や自分の好きな作品を「見始めた」と呟いているのを見かけた時、とても嬉しくなって、



その作品は……が凄くて……に注目ですよ


などとつい熱いリプをしてしまった(しまいたくなる)ことってありませんか?



深夜アニメの歩き方 ~【初見者のための】 名作保証書付きアニメ作品視聴ガイド~」は、



そういったリプの延長上にあるような、
 

  • (基本)ネタバレなしで作品の魅力や見所などについて自由に語る(作品初見者のための視聴ガイド的内容を含む)文章と、

  • 共通の基準で作品を体系化・整理して見通しをよくするために本企画が独自に用意したシステムである作品評価(深歩評価)と採点(レーダーチャート評価


の二つから構成される記事によって、


  • 広大な(深夜)アニメの世界を快適に歩けるような地図(データベース)を作ること

  • マストな有名作はもちろん、埋もれがちな名作・良作も積極的に取り上げそれらの作品にスポットを当てること


の二つを主な目的とした自由参加型企画です。



 

◇ 本企画についての詳しい趣旨についてはこちら
◇ 企画に参加される方はこちら
◇ レーダーチャート、評価、採点、ネタバレ厳禁度についてはこちら
◇ 企画に参加して下さった方への謝礼に関してはこちら
◇ コラム記事の募集についてはこちら




深夜アニメの歩き方 京アニ新書 8080 




◇ 作品記事一覧はこちら
 

◇ 作品評価順リスト(=「見て損はない作品」ランキング )はこちら


◇ 総得点順作品リストはこちら  ※作品NO.60までで更新作業終了(2018/12/10)


◇ ツイッターモーメントのお品書きはこちら


◇ レーダーチャート総カタログはこちら  ※作品NO.59までで更新作業終了(2018/12/11)




 


◆ 50音順別、各種配信サービス&作品検索   




                          


※作品NO.64までで更新作業終了(2019/2/9)
 


◆ 各年放送のテレビアニメ作品一覧を作成したのでご活用下さい。




80年代

90年代

1990/1991/1992/1993/1994/1995(エヴァ)/1996199719981999


00年代

2000200120022003(黄金秋クール)/200420052006(ハルヒ)/2007(黄金春クール)/2008(黄金秋クール)/2009


<10年代>

201020112012201320142015201620172018/2019





 


◆ コラム記事リスト(簡易版)      




1. 4クール作品と1クール作品の感動の種類と重みの違いについて  テキスト:PIANONAIQ
2. ネタバレ(論争)について考える  テキスト:PIANONAIQ
3. 作品に点数や順位を付けることについて  テキスト:PIANONAIQ


※詳細なコラム記事リストはこちら 

 


◆ 作品記事リスト(投稿順)      



★あり (メイン企画記事)/★なし (サブ企画記事)
1:1クール作品  2:2クール作品  4:4クール作品  (例)1尺以下・5分枠:1クール尺以下の5分アニメ




★ 1. 2008/Ave.87.5 【名作】2  『とらドラ!』   
★ 2. 2011/Ave.91.3 傑作1  『魔法少女まどか☆マギカ』 text by ツバメ
★ 3. 2008/Ave.75  【良作】1  『魍魎の匣』 text by ぎけん
★ 4. 2016/Ave.75  【良作】1  『ReLIFE』 text by 乙女座のばふちん
★ 5. 2012/Ave.80.6 【良作】1  『坂道のアポロン』 
★ 6. 2001/Ave.90.6 傑作2  『学園戦記ムリョウ』 text by テリー・ライス
  7. 2017/Ave.70  【水準作】※惜作 2  『Re:CREATORS』   
  8. 1995/Ave.95  傑作2  『新世紀エヴァンゲリオン』 
  9. 2003/Ave.92.5 傑作※超神回 4  『カレイドスター』 

★10. 2007/Ave.88.8 【良作】2  『大江戸ロケット』 text by HASSO
 11. 2017/Ave.70.6 【佳作】1  『亜人ちゃんは語りたい』 
 12. 2003/Ave.91.3 傑作2  『プラネテス』   
 13. 2013/Ave.78.1 【良作・佳作】1  『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』   
 14. 2017/Ave.86.9 名作・良作1  『メイドインアビス』 
★15. 2007/Ave.90  【名作】2  『電脳コイル』 
 16. 2015/Ave.93.1 【名作】1  『響け!ユーフォニアム』 
 17. 2010/Ave.69.4 【水準作】1  『ヨスガノソラ』 
★18. 2004/Ave.86.9 名作>良作2  『ファンタジックチルドレン』 text by テリー・ライス 
 18. 2004/Ave.86.9 名作>良作2  『ファンタジックチルドレン』 
 19. 2010/Ave.77.5 【良作・佳作】2  『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 

 20. 2013/Ave.76.3 【良作<佳作】2  『ゴールデンタイム』 
 21. 1993/Ave.90  【名作】4  『疾風!アイアンリーガー』 text by HASSO 
 22. 2015/Ave.77.5 【良作・佳作】1  『Classroom☆Crisis』 
★23. 2016/Ave.83.1 名作>良作1  『灰と幻想のグリムガル』  
 24. 2017/Ave.76.9 【佳作】1  『ネト充のススメ』 text by もち 
★25. 2016/Ave.85.6 【名作】1  『ふらいんぐうぃっち』  
★26. 2008/Ave.78.8 【良作・佳作】1  『西洋骨董洋菓子店 〜アンティーク〜』 
★27. 1999/Ave.93.1 【名作】※超神回 4  『∀ガンダム
 28. 2016/Ave.77.5 【佳作<水準作】※惜作 1  『甲鉄城のカバネリ』 
 29. 2016/Ave.76.3 【佳作<水準作】※惜作 2  『マクロスΔ』 

 30. 2000/Ave.80.6 【良作】2  『アルジェントソーマ』 
 31. 2004/Ave.80  【良作】1  『げんしけん』 
 32. 2017/Ave.80.6 【良作<佳作】※惜作 2  『リトルウィッチアカデミア
★33. 2014/Ave.87.5 【名作】2  『SHIROBAKO
★34. 2014/Ave.76.9 【良作<佳作】1  『いなり、こんこん、恋いろは。
★35. 2008/Ave.90  【名作】※超神回 4  『CLANNAD 〜AFTER STORY〜
★36. 2017/Ave.75.6 【良作・佳作】1  『アニメガタリズ』 text by 闇鍋はにわ 
★37. 2003/Ave.84.4 【名作】2  『Gungrave』 text by HASSO
★38. 2006/Ave.95  傑作1  『涼宮ハルヒの憂鬱』 
★39. 2014/Ave.77.5 名作<良作2  『四月は君の嘘』 

 40. 2017/Ave.75.6 【佳作】1  『ACCA13区監察課』 
 41. 2007/Ave.80.6 【良作】2  『瀬戸の花嫁』 text by HASSO 
★42. 2017/Ave.77.5 【良作>佳作】1  『Just Because!』 text by テリー・ライス
★43. 2010/Ave.90  【傑作>名作】1  『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』 text by Takashi 
★44. 2018/Ave.80.6 【良作】1  『恋は雨上がりのように』 text by カエル班 
★45. 2013/Ave.76.3 【良作・佳作】1尺以下・5分枠  『プピポー!』 
★46. 2010/Ave.76.9 【佳作】1  『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』 
 47. 2011/Ave.90.6 【傑作・名作】2  『ちはやふる』 ※2期込み
 48. 2016/Ave.90.6 【傑作・名作】1  『ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校
 49. 2018/Ave.75.6 【佳作】1  『スロウスタート』 

★50. 1983/Ave.92.5 【名作】4  『装甲騎兵ボトムズ
 51. 2018/Ave.81.3 【良作】1  『ゆるキャン△
★52. 2002/Ave.86.9 【名作】※超神回 4  『十二国記
 53. 2017/Ave.75.6 【佳作】1  『少女終末旅行』 
★54. 1988/Ave.96.9 傑作4尺以上  『銀河英雄伝説
★55. 2006/Ave.90.6 【傑作・名作】4  『コードギアス 反逆のルルーシュ』 ※2期込み
★56. 1988/Ave.94.4 【名作】1尺以下  『トップをねらえ!
★57. 2012/Ave.84.4 【良作】2  『中二病でも恋がしたい!』 ※2期、劇場版込み text by らば☆すと
★58. 2018/Ave.83.1 【名作>良作】2  『刀使ノ巫女』 text by 闇鍋はにわ
★59. 2018/採点なし 【名作】1  『Back Street Girls -ゴクドルズ-』 text by すぱんくtheはにー

★60. 2018/Ave.83.1 【名作・良作】1尺・15分枠  『若おかみは小学生!
★61. 2018/Ave.83.1 【名作>良作】1  『ウマ娘 プリティーダービー』 text by こるげそ
★62. 2011/Ave.88.1 【名作】1  『UN-GO』 text by 絵樟
★63. 1999/Ave.95  傑作1  『ToHeart
★64. 2012/Ave.93.8 【名作】2  『新世界より』 text by だんごむし
★65. 2018/Ave.42.5 【失敗作】1  『ソラとウミのアイダ』 text by すぱんくtheはにー
★66. 2004/Ave.86.3 【名作】1  『エリア88
 67. 2018/Ave.74.4 【佳作>水準作】1  『魔法少女サイト』 
★68. 1998/Ave.84.3 名作>良作2  『プリンセスナイン 如月女子高野球部』 text by テリー・ライス
★69. 1998/Ave.91.3 【傑作>名作】2  『カウボーイビバップ』 text by 闇鍋はにわ

★70. 2020/Ave.88.1 【名作】1  『こーやのあろん』 text by すぱんくtheはにー
★71. 1989/Ave.81.9 【名作・良作】4  『アイドル伝説えり子
★72. 2002/Ave.90.6 【名作】4  『ボンバーマンジェッターズ




 

深歩評価 本企画では以下の作品評価基準を採用しています。


傑作 絶対観た方がよい作品 
【名作】 観るべき、マストではずせない作品 
【良作】 観た方がよい(がマストではない)作品
【佳作】 時間があるなら観ることを勧めたい作品 
【水準作】 普通だが見どころはある作品

【凡作】 酷いが全否定ではない、どこか残念な作品 
【失敗作】 ほぼ全否定、何とも残念な作品 
【駄作】 取り上げる価値もない作品


【傑作・名作】 傑作と名作の中間
【傑作>名作】 傑作寄り
【傑作<名作】 名作寄り
※惜作 (名作になりえた惜しい作品)
※超神回 (ずば抜けて素晴らしい名作回がある作品)




Ave. は以下の基準に基づいて採点した8つの項目の平均値。


100 唯一無二、これ以上はそうそう望めない最高峰 
95   最高、傑作レベル、文句なし、その作品にとってなくてはならない 
90   めちゃくちゃ良い、名作レベル
85 
80   かなり良い(強い、巧い)、良作レベル 
75   良い(強い、巧い)
70   なかなか良い(強い、巧い)、佳作レベル
65
60   普通、水準作レベル、少々物足りないが及第点は出せる 
50   凡作レベル、2流  
30   失敗作レベル、3流  
0   駄作・愚作レベル


※ 8つの項目についてなど、詳しくはこちら
Ave.と作品評価は別、つまりAve.が75でも【名作】にすることは可能



 


◆ 制作会社別記事数ランキング&作品検索





【1位】  9本   マッドハウス 




マッドハウス
wikiはこちら  
     


学園戦記ムリョウ』『ちはやふる』『Gungrave』『電脳コイル』『若おかみは小学生!』『大江戸ロケット』『魍魎の匣』 『ACCA13区監察課』 『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』 ※作品評価順(以下同)





【2位】  7本   サンライズ 




サンライズ
wikiはこちら  



プラネテス』『カウボーイビバップ』『コードギアス 反逆のルルーシュ』『疾風!アイアンリーガー』『装甲騎兵ボトムズ』『∀ガンダム』『アルジェントソーマ





【3位】  6本   A-1 Pictures 




A1ピクチャー 
wikiはこちら  
     


ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』『新世界より』『灰と幻想のグリムガル』『四月は君の嘘』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『亜人ちゃんは語りたい





【4位】  4本   京都アニメーション/J.C.STAFF




京アニ 65
wikiはこちら  



涼宮ハルヒの憂鬱』『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』『響け!ユーフォニアム』『中二病でも恋がしたい!




JCStaff.jpg
wikiはこちら  



とらドラ!』『Back Street Girls -ゴクドルズ-』『ふらいんぐうぃっち』『ゴールデンタイム





【5位】  2本  




WIT STUDIO 
恋は雨上がりのように』『甲鉄城のカバネリ


GAINAX   
新世紀エヴァンゲリオン』『トップをねらえ!


GONZO   
カレイドスター』『瀬戸の花嫁


トムス・エンタテインメント   
ReLIFE』『ソラとウミのアイダ


日本アニメーション   


ファンタジックチルドレン(サブはこちら西洋骨董洋菓子店 〜アンティーク〜



P.A.WORKS   
SHIROBAKO』『ウマ娘 プリティーダービー





以下記事数1本    ※五十音順
 


AIC BuildAIC PLUS+葦プロダクションオー・エル・エムキティフィルム三鷹スタジオキネマシトラスCloverWorks(A-1 Pictures)グループ・タックサテライトSIGNAL.MDC-StationシャフトStudio五組スタジオディーンタツノコプロTRIGGERTROYCAバンダイビジュアルPINE JAMパルムスタジオぴえろfeel.フェニックス・エンタテインメントブレインズ・ベースProduction I.Gプロダクションアイムズproduction dóAWHITE FOXボンズMAPPALay-duceワオワールド




 


◆ 監督別記事数ランキング&作品検索





【1位】  4本   石原立也 



涼宮ハルヒの憂鬱』『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』『響け!ユーフォニアム』『中二病でも恋がしたい!』 ※作品評価順(以下同)

wikiはこちら 



【2位】  2本 




アミノテツロー
疾風!アイアンリーガー』『アイドル伝説えり子


荒木哲郎
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』『甲鉄城のカバネリ


庵野秀明
新世紀エヴァンゲリオン』『トップをねらえ!


今千秋
Back Street Girls -ゴクドルズ-』『ゴールデンタイム


谷口悟朗
プラネテス』『コードギアス 反逆のルルーシュ


中村亮介
灰と幻想のグリムガル』『魍魎の匣


水島精二
UN-GO』『大江戸ロケット


渡辺信一郎
カウボーイビバップ』『坂道のアポロン





以下記事数1本    ※五十音順



あおきえい浅香守生安藤良池端隆史イシグロキョウヘイ石黒昇石浜真史磯光雄今掛勇及川啓奥村よしあき尾崎隆晴柿本広大片山一良神戸洋行神戸守岸誠二京極義昭小坂知小島正幸小寺勝之小林敦小林常夫桜美かつし佐藤順一佐藤竜雄新房昭之鈴木薫高橋丈夫高橋亨高橋ナオヒト高橋良輔谷東都留稔幸富野由悠季なかむらたかし長井龍雪長崎健司夏目真悟濁川敦橋本裕之増原光幸松林唯人水島努満仲勧 望月智充森井ケンシロウ柳沼和良安田賢司吉成曜吉村愛渡辺歩




 


◆ 執筆陣
※(メイン/サブ/コラム)はメイン・サブ・コラム記事それぞれの寄稿回数



PIANONAIQ (@PIANONAIQ  (22/25/2)



ツバメ (@cantdrawsw  (1/0/0)
魔法少女まどか☆マギカ


ぎけん (@c_x  (1/0/0)
魍魎の匣


乙女座のばふちん (@bakhtin1988  (1/0/0)
ReLIFE


テリー・ライス (@terry_rice88  (4/0/0)


学園戦記ムリョウ』『ファンタジックチルドレン』『Just Because!』『プリンセスナイン 如月女子高野球部



HASSO (@shimesaba_taro  (2/2/0)


大江戸ロケット』 『疾風!アイアンリーガー』『Gungrave』 『瀬戸の花嫁


もち (@dye226  (0/1/0)
ネト充のススメ


闇鍋はにわ (@livewire891  (3/0/0)


アニメガタリズ』『刀使ノ巫女』『カウボーイビバップ


Takashi (@real_tenshi  (1/0/0)
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト


カエル班 (@Kaeru_D_Han  (1/0/0)
恋は雨上がりのように


らば☆すと  (1/0/0)
中二病でも恋がしたい!


すぱんくtheはにー (@SpANK888  (3/0/0)


Back Street Girls -ゴクドルズ-』 『ソラとウミのアイダ』『こーやのあろん


こるげそ (@korugeso  (1/0/0)
ウマ娘 プリティーダービー


絵樟 (@EX5551  (1/0/0)
UN-GO


だんごむし (@ani_unknown  (1/0/0)
新世界より





深夜アニメの歩き方 新書 8080


 
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ジャンル : アニメ・コミック

【名作>良作】『R.O.D -THE TV-』(2003/Ave.86.25) text by PIANONAIQ

作品一覧はこちら   前の作品へ  次の作品へ   ツイートはこちら   
wikiはこちら  公式サイトはこちら  企画に参加される方はこちら


 


作品NO.75 『R.O.D -THE TV-』




rod tv 55


 

rod tv レーダー6 【名作>良作】 2クール


世界観:80 脚本/構成:85 演出:90    詳しくはこちら 
キャラ:90 演技(声優):90  引き:80 劇伴:85 作画:90  


Ave.86.25    ネタバレ厳禁度:★★★☆☆





2003年
パーフェクト・チョイス、フジテレビ、TOKYO MX
全26話オリジナル作品(原作:倉田英之
異能バトル・アクション・人間ドラマ・眼鏡ヒロイン




監督:舛成孝二
脚本:倉田英之
キャラクター原案:羽音たらく
キャラクターデザイン・総作画監督:石浜真史
音楽:岩崎琢
アニメーション制作:J.C.STAFF




<キャスト>

菫川ねねね:雪野五月
アニタ・キング:斎藤千和
マギー・ムイ:平田宏美
ミシェール ・チャン:菊地祥子

読子・リードマン:三浦理恵子
ナンシー・幕張:根谷美智子
ドレイク・アンダーソン:岩崎征実
ジュニア:斎賀みつき
ジョーカー:郷田ほづみ




 


人間ドラマよし!バトルよし!!
00年代屈指のハイクオリティエンタメ作品『R.O.D -THE TV-』は紙(神?)アニメである





PIANONAIQ(@PIANONAIQ





◇ 『R.O.D -THE TV-』とは 




 2001年から2002年にかけて発売されたOVA作品『R.O.D -READ OR DIE-』の正統なる続編として制作された作品。主人公をOVA版の読子・リードマンからアニタ・キングマギー・ムイミシェール・チャンの3姉妹と、読子と深い関りを持つ作家の菫川ねねねに移し、前作から5年後を舞台に物語は幕を上げる。



rod tv 13 70  rod tv 7 70

(c)スタジオオルフェ/アニプレックス



人気作家であるねねねは自身の作品が香港で映画化されることになったため現地でのサイン会に向かい、そこで紙を自在に操る「三姉妹探偵社」の長女ミシェール、次女マギー、三女アニタと出会う。ひょんなことから、前途多難な共同生活を始めることになるねねねと三姉妹。未来に待ち受ける大きな運命について、この時の4人はまだ何も知らない……。



 といった風に、一見、前作との繋がりの薄い唐突な始まりにも感じるのですが、物語の進行に合わせて徐々に繋がりが見えてくる構成は本作の妙味といえるものでしょう。なかなか登場しない前作主人公・読子(下図)に期待感が高まったり、前作からの馴染みの登場人物と本作からの新たなキャラがそれぞれ描かれる中で、敵味方の構図が掴み切れないような見せ方も非常に巧く、面白さの大きな要因です。

 『R.O.D -READ OR DIE-』(以下、OVA版)の紹介記事でも触れましたが(短い記事ですので宜しかったら併せてご一読を)、先にOVA版を見ておくと『R.O.D -THE TV-』をより楽しめると考える一番の理由もここにあります。




rod tv 3 70

(c)スタジオオルフェ/アニプレックス



 OVA版ではバトルシーンの迫力や読子のキャラ造形が魅力的でしたが、『R.O.D -THE TV-』(以下、テレビ版)ではその辺がほぼそのまま引き継がれている上に、新たに加わったキャラの魅力や物語のスケール感、作画などのクオリティ面などでも大幅にパワーアップしています。通常、一般論として(?)OVAの方がテレビ放映用のものより作画などのクオリティが高いイメージがあるのですが、本作においてはテレビ版の方が上を行く印象がある……。

 1話を見た時には、手描き作画とセルの優しく渋い質感、しんみり響く音響の良さ、など往年の名作OVAを思わせるような、それでいてエヴァの方向性でさらに進化させたような映像の質感や作画のクオリティの高さに正直度肝を抜かれるほどでした。



 J.C.STAFFは個人的に好きなアニメ制作会社なのですが(OVA版の制作会社はスタジオディーン)、00年代初頭にこういう方向性のハイクオリティアニメを手がけていたのは嬉しい驚きでもありました。







◇ 『R.O.D -THE TV-』、ここが良かった!




  • キャラの魅力が支える人間ドラマと日常系的演出
  • 本作のMVPキャラ?アニタ・キング役、斎藤千和の好演
  • 泣けるほどの高みに到達した?バトルシーン
  • 全てを支える要、石浜真史氏の琴線に触れる作画



 OVA版がそうであったように、『R.O.D』というと、やはり迫力あるバトルシーンが売りの作品、というイメージが視聴前からも何故か頭に染み付いていたのですが、テレビ版ではバトルだけでなく人間ドラマも秀逸で、間を活かした芝居やロングショットを効果的に用いる落ち着いた演出など、ある種の日常系作品に通じる舌鼓を打つような風合いが随所に見られたところは意外な驚きでした(音響も秀逸です)。


 1話こそ、さすが『R.O.D』!という、圧巻の作画によるバトルシーンで幕を開けますが、以降の話数では、バトルメイン回と日常回(ドタバタホームコメディ、学園ドラマ、友情、百合!?などなど)でバランスよく構成されていきます。



rod tv 9

(c)スタジオオルフェ/アニプレックス



 1クール目は、バトル回を主に三姉妹(上図)が裏稼業としてこなすミッションが受け持ち(スパイ風味など「チャーリーズ・エンジェル」っぽいかもしれませんね)、日常回ではねねねと三姉妹の関係性を深めるようなエピソードが積み重ねられいきますが、とにかく三姉妹にしてもねねねにしても皆キャラが立っている!のは本作の大きな魅力でしょう。



rod tv 2 90

(c)スタジオオルフェ/アニプレックス



 まあなんにしても、三姉妹が最初本当に腹立たしい(笑)、のですが、「憎さ余って可愛さ100倍」、その腹立たしさは物語の進行とともにキャラへの愛着へと見事に転化していくこと必至でしょう。



rod tv 5 95

(c)スタジオオルフェ/アニプレックス



 ねねね(上図)は、眼鏡キャラとして読子に負けず劣らずの芯のあるキャラとしてその穴を埋めるに十分魅力的です(雪野五月さんの好演も光ります)。


 三姉妹もそれぞれ個性が際立っていて素晴らしいのですが、中でも、やはり三女アニタ(下図)は本作のMVPといってもよいくらい記憶に残る重要なキャラでしょう。様々な局面で複雑な過去を持った年頃の少女として生々しい感情を吐露する彼女の姿に何度涙腺を揺さぶられたことか……。演じられた斎藤千和さんにはありったけの称賛を送らせていただきたいと思います。



rod tv 11 75

(c)スタジオオルフェ/アニプレックス




 泣けるほどの高みに到達したバトルシーン、ですが、これはここまでの話の延長として語れるものです。


 バトルシーンの凄さ、あるいは良さについては、音楽も作画も前作の方向性やクオリティをそのまま踏襲しているといえるのですが(詳しくは前作の記事を参照のこと)、テレビ版がそこから更にもう一段飛躍できたのは、ここに「戦うべき理由」が加わったからであると筆者は考えている。


 ワンクールを費やして、ねねねと三姉妹達の関係性、及びキャラの魅力を丁寧に描き膨らませた、からこそ、その理由に頭で理解するようなロジカルなものでなく肉を噛むように納得できる切実さがしっかりと宿る。ヒーローものなどでは時として、世界を救うために、といった大きな理由に傾きがちですが、何もそういう大きな正義や大義だけが切実足りえるわけではない、描き方如何によってはもっと身近で個人的な理由の方がより切実さが増す場合もあるのだ、ということを本作のワンクールの描きが教えてくれたようにも思います。



rod tv 4 39

(c)スタジオオルフェ/アニプレックス



 つまりは、OVA版からあった背筋にゾクリと来るようなカタルシスのあるバトルシーンにこうした切実さが加わったことで、泣けるほどの高みに到達した、ということになるわけです(まあ、筆者の涙腺は脆すぎるのもいいところなので多くの方にとって参考になるものとも思えませんが(笑)、個人的にはいくら涙腺が脆いといえど、さすがにバトルシーンで泣いた経験は滅多にない、ということでこの点を高く評価、強く推しています)。 


 この点ではやはりワンクール目のクライマックスとなる12話が頂点でしょうか(ちなみに日常回の頂点となる話数を挙げるとすれば、アニタ学校編のクライマックスともいえる11話あたりになるでしょうか)。




 バトルシーンの作画はもちろんですが、本作は日常シーンでもここまでやるか?というくらい尋常ではない作画の拘りが随所で感じられる。こういった場合、その高いクオリティが物語に還元されることなく無駄な拘りだと感じられる作品も中にはあるのですが、本作の場合はしっかり還元されている。

 例えばアニタが家の中で寝そべって背中をボリボリ掻いてるシーンでも作画にやけに力が入っていて思わず画面を凝視してしまうのですが、ここでかけた手間は決して無駄ではない。このように手間暇かけた作画によってキャラに対して確かに抱くことになる実存感や生々しさ。それがしっかりキャラ達の魅力に還元され、更には先に述べた戦う理由の切実さにも繋がっていくのだと。



 アニタが歩いて階段を上るだけの何でもないシーンでもやはり同様に目を見張るようなレベルの作画が見られるのですが、こういった何でもない日常動作の描きに見ていて涙が出てきそうになるような特別な力が宿っていたりもする



rod tv 12

(c)スタジオオルフェ/アニプレックス



 個々のシーンやカットにおいて誰が原画を書いたのか、など諸々の功績について断定はできないわけですが、総作画監督としてクレジットされる名匠、石浜真史氏の存在が作品クオリティへの貢献度の点で非常に大きなものだったことは容易に想像がつくところではあります(氏が参加した諸作でも割と同じように感じた経験があるのですが、こういうのを「琴線に触れる作画」と勝手に呼んでます)。







◇ 『R.O.D -THE TV-』、総評 




 2クール目は、いよいよ最終局面に向け事件の核心に迫っていくのに伴い、キャラが各々の過去や宿命に対峙していくシリアスな場面も増えていきます。なるほどそういうことだったのか!とこれまでの疑問が解消されていく終盤あたりは怒涛の面白さと評してもよいものでしょう。


 一方で、劇的展開などのストーリー性が強まったことの副作用とでもいうのか、ワンクール目で非常に充実感のあった日常回の面白さや味わいが鳴りを潜めたところは、致し方ないとはいえ多少残念に感じる部分ではありました。

 1クール目の出来がすこぶる良かっただけに2クール目にはそれと同等以上のものをどうしても求めてしまう、というある意味で穿った見方も多分に含まれはするのですが、最後のオチや物語の締め方、読子(とねねねの関係性)の描きなどにおいて2クール目は少ししこりのような物足りなさが残った、というのが正直なところではあります。
(ここが満足いくものならば文句なしの【名作】と叫んでいたのですが……。ただ、読子ねねねの関係性については、原作の方ではより突っ込んだ描きがあるっぽいので、アニメで物足りないと感じた部分も幸福な余白として捉えることはできるのかなとも思います)。


 それでも、総じて「00年代屈指のハイクオリティエンタメ作品」として大きな評価の出来る作品であることは揺らがないでしょう。



 この作品、前作OVA版を含めて感じるのは、紙を操って戦う設定の勢い勝ちだよなということ。ともすれば、紙を操るってどういうこと?といった疑問や突っ込みも生じうる設定だと思うのですが、物語の開始から一貫してそういう風に感じることがなかったところは凄い。これは、脚本含めた倉田英之氏の世界の創造と見せ方に巧さがあるからだろうなと。




 「ザ・ペーパー


 とは、「紙使い」の中でもトップクラスの強さを誇る読子のコードネーム。人々が畏敬の念にも近い感情を込めてそう呼ぶときに立ち現れる高揚感、これこそがそうした勢いであったり巧さ、作品の魅力、諸々を集約しているのではないかなと思います。



 

 



◆ 作品評価     【名作>良作】   



傑作 絶対観た方がよい作品 
【名作】 観るべき、マストではずせない作品 
【良作】 観た方がよい(がマスト!とは言い辛いかもという)作品
【佳作】 時間があるなら是非観ることを勧めたい作品 
【水準作】 普通だが見どころは(十分)ある作品

【凡作】 酷いが全否定ではない、どこか残念な作品 
【失敗作】 ほぼ全否定、何とも残念な作品 


【傑作・名作】 傑作と名作の中間
【傑作>名作】 傑作寄り
【傑作<名作】 名作寄り
※惜作 (名作になりえた惜しい作品)
※超神回 (ずば抜けて素晴らしい名作回がある作品)

◆ 作品評価順リスト(=「見て損はない作品」ランキング )はこちら




 
◆ レーダーチャート評価   


rod tv レーダー9
【総得点/Ave.】   690/86.25
――――――――――――――――――――――――――――――――
世界観 : 80
脚本/構成 : 85
演出 : 90                
――――――――――――――――――――――――――――――――
キャラ : 90
演技(声優) : 90            
――――――――――――――――――――――――――――――――
引き : 80 
劇伴 : 85                
――――――――――――――――――――――――――――――――
作画 : 90         
――――――――――――――――――――――――――――――――


100 唯一無二、これ以上はそうそう望めない最高峰 
95   最高、傑作レベル、文句なし、その作品にとってなくてはならない 
90   めちゃくちゃ良い、名作レベル
85 
80   かなり良い、良作レベル 
75   良い
70   なかなか良い、佳作レベル
65
60   普通、水準作レベル、少々物足りないが及第点は出せる 
50   凡作レベル、2流  
30  失敗作レベル、3流 


※ 各パラメータが含むもの、点数の付け方など、詳しくはこちら
※ Ave.と作品評価は別、つまりAve.が75でも【名作】にすることは可能
※ これまで扱った全作品の採点等は作品評価順リストの方に纏めています





◆ ネタバレ厳禁度   



★★★☆☆  (少し注意。ネタバレによって面白さ・衝撃度が少し低減する可能性あり)






執筆者 : PIANONAIQ (@PIANONAIQ



※記事や企画に対するご意見・ご感想は〈#深夜アニメの歩き方〉のハッシュタグで呟いて下さると拾いやすくなりありがたいです。 

 
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【良作】『R.O.D -READ OR DIE-』(2001/Ave.82.5) text by PIANONAIQ

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作品NO.74 『R.O.D -READ OR DIE-』




rod 4 90


 

rod 6 【良作】 1尺以下


世界観:80 脚本/構成:75 演出:85 
キャラ:90 演技(声優):85  引き:75 劇伴:85 作画:85


Ave.82.5   詳しくはこちら     ネタバレ厳禁度:★★★☆☆





2001年
OVA作品
全3話オリジナル作品(原作:倉田英之
異能バトル・アクション・眼鏡ヒロイン・タレント声優起用




監督:舛成孝二
シリーズ構成:倉田英之
キャラクター原案:羽音たらく
キャラクターデザイン:石浜真史
音楽:岩崎琢
アニメーション制作:スタジオディーン




<キャスト>

読子・リードマン:三浦理恵子
ナンシー・幕張:根谷美智子
ドレイク・アンダーソン:岩崎征実
ジェントルメン:外波山文明
ジョーカー:郷田ほづみ




 


屈指の眼鏡ヒロイン、読子・リードマンここにあり!異能バトルかくあるべし!




PIANONAIQ(@PIANONAIQ





◇ 『R.O.D -READ OR DIE-』とは 





 2001年から2002年にかけてアニプレックスから発売されたOVA作品であり、アニメ脚本の名手、倉田英之氏が手掛けたライトノベル『R.O.D READ OR DIE YOMIKO READMAN "THE PAPER"』が原作です。


 『R.O.D』自体は、アニメの他にも小説、コミック、ゲームなど多岐に渡るメディアミックス展開がなされている人気シリーズ、といってもよいでしょう。


 このOVA版アニメでは、「紙使い」という、紙を自在に操ることのできる能力(鋭利な剣や防御シールドとして使ったり、更には巨大紙飛行機を作って空を飛んだり……etc)を持った秘密エージェントである読子・リードマンの活躍が描かれます。平賀源内(下図)、一休宗純など、過去の「偉人」達が何故か現代に異能力を操る超人として出現し、何かを目論んで動き出した、その陰謀に読子と組織の仲間達が対抗していくのが大雑把なストーリー。




rod 5 95

(C) 2001,2002 スタジオオルフェ/アニプレックス



 筆者は、原作などは未読、アニメが世間で高い評価を受けていることは知っていてずっと気になっていた作品であったのですが、今回ようやく視聴してみて、噂通りの出来栄え、久々に質の高いエンタメ作品を満喫できたというのが率直な感想です。


 このOVA版の続編となるのが全26話からなるテレビ版『R.O.D -THE TV-』で、どちらもそれ単体として楽しめますが、二つを全て見てこその『R.O.D』であるでしょうし、まず先にOVA版を見てからテレビ版を見ることでより楽しめるとも思いますので、これから本作を見られる方にはそこは強く推奨しておきたいですかね。









◇ 『R.O.D -READ OR DIE-』、ここが良かった!




  • 屈指の眼鏡ヒロイン、読子のキャラ造形
  • 異能バトルかくあるべし!作画充実、迫力のバトルシーン



 偉人達の企み・野望とは一体何なのか?黒幕は誰?など、本筋となるストーリーは意外性のある展開などもあり、全3話(1時間弱)という尺の中でそれなりに満足いくものとなっているかと思いますが、本作最大の魅力は?と問われれば、ヒロイン・読子のキャラ造形に尽きる作品、ということになるでしょうか。



rod 1

(C) 2001,2002 スタジオオルフェ/アニプレックス



 眼鏡(以外にも実は巨乳)というある意味定番要素を備えた外見もそうですが、無類の本好きで、本を読むことに没入している隙に敵にやられてしまうのではないか、と本気で心配になるようなところや天然キャラ、不思議ちゃんと称してもよいおっとりした性格が特徴であり魅力です。

 弱い?大丈夫か?と心配させておいて、いざという危機迫る状況になるとこれがまた強い!そのギャップがたまらない魅力なのではないかと思います。



 そして、そんな読子を稀有なキャラ造型として決定的なものとしているのが、声を担当した三浦理恵子さんでしょう。はっきりいってこれは実にクリティカルなキャスティングだ!と思わざるを得ないのですが、所謂本業の声優さんでないタレントの声優起用であることもそう思う理由として大きいでしょう。どこか弱々しくて危なっかしい天然キャラ、だけどやる時はやる正義感ある優しくて強い少女、という読子のイメージを体現するかのような三浦さんの声音や演技が本作を何倍にも面白く引き立てているといっても言い過ぎではないでしょう。



rod 3

(C) 2001,2002 スタジオオルフェ/アニプレックス



 バトルシーンの凄さについては、とにかく1話ファーブル(あの有名な昆虫学者のファーブルです…)戦をまず見ていただければ納得していただけるのではないかと思います。


 高揚感のあるバトルシーンの音楽をやらせたらおそらく業界内でも5本の指に入るのではないか、という岩崎琢氏の音楽がやはり相変わらずの出色のクオリティでシーンにカタルシスを付与しているのですが(川井憲次氏得意のサウンドに少し寄せたかなという印象もありますが……)、そこに先程述べた、やる時はやる読子のギャップの魅力も加わる。紙を自在に変化させて戦う異能バトル設定もアニメーション表現と実に相性がよく絵的に映えるのですが、読子の挙動の緩急と紙の大胆でケレン味ある視覚的変化がドライブ感を作り、それが音楽の力で増幅されることで、背筋にと来るゾクリようなカタルシスを感じる傑出したバトルシーンになっている。

 もう少し突っ込んで話すと、紙が変化する瞬間のみ映像がフルアニメーション的な挙動を見せるところもまた他との差異や緩急として非常に効果的に活きており、そうやって考えてみると、本作は様々な側面においてギャップを巧みに活かした作品と捉えることもできるのかなあとか。


 上記のバトルシーンや読子の魅力は更にパワーアップして続編となるテレビ版にも引き継がれていきますが、その辺の詳しい話はまたテレビ版の紹介記事で書くことにしましょう。


 

 



◆ 作品評価     【良作】   



傑作 絶対観た方がよい作品 
【名作】 観るべき、マストではずせない作品 
【良作】 観た方がよい(がマストではない)作品
【佳作】 時間があるなら観ることを勧めたい作品 
【水準作】 普通だが見どころはある作品

【凡作】 酷いが全否定ではない、どこか残念な作品 
【失敗作】 ほぼ全否定、何とも残念な作品 


【傑作・名作】 傑作と名作の中間
【傑作>名作】 傑作寄り
【傑作<名作】 名作寄り
※惜作 (名作になりえた惜しい作品)
※超神回 (ずば抜けて素晴らしい名作回がある作品)

◆ 作品評価順リスト(=「見て損はない作品」ランキング )はこちら




 
◆ レーダーチャート評価   


rod 9
【総得点/Ave.】   660/82.5
――――――――――――――――――――――――――――――――
世界観 : 80
脚本/構成 : 75
演出 : 85                
――――――――――――――――――――――――――――――――
キャラ : 90
演技(声優) : 85            
――――――――――――――――――――――――――――――――
引き : 75 
劇伴 : 85                
――――――――――――――――――――――――――――――――
作画 : 85         
――――――――――――――――――――――――――――――――


100 唯一無二、これ以上はそうそう望めない最高峰 
95   最高、傑作レベル、文句なし、その作品にとってなくてはならない 
90   めちゃくちゃ良い、名作レベル
85 
80   かなり良い(強い、巧い)、良作レベル 
75   良い(強い、巧い)
70   なかなか良い(強い、巧い)、佳作レベル
65
60   普通、水準作レベル、少々物足りないが及第点は出せる 
50   凡作レベル、2流  30  失敗作レベル、3流 


※ 各パラメータが含むもの、点数の付け方など、詳しくはこちら
※ Ave.と作品評価は別、つまりAve.が75でも【名作】にすることは可能
※ これまで扱った全作品の採点等は作品評価順リストの方に纏めています





◆ ネタバレ厳禁度   



★★★☆☆  (少し注意。ネタバレによって面白さ・衝撃度が少し低減する可能性あり)






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★【佳作】『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』(2019/Ave.71.3) text by 闇鍋はにわ

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作品NO.73 『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』




通常攻撃 1 23


 

通常攻撃 レーダーチャート 5 【佳作】 1クール


世界観:80 脚本/構成:70 演出:70 
キャラ:75 演技(声優):70  引き:65 劇伴:65 作画:75


Ave.71.3   詳しくはこちら     ネタバレ厳禁度:★★☆☆☆





2019年7月~9月
TOKYO MX、BS11、他
全12話ライトノベル原作
異世界・コメディ・エロ




監督:岩崎良明
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:八重樫洋平
美術監督:脇成志
音楽:井内啓二
アニメーション制作:J.C.STAFF

原作:井中だちま
イラスト:飯田ぽち。




<キャスト>


大好 真々子:茅野愛衣
大好 真人:石谷春貴
ワイズ:鈴代紗弓
ポータ:原田彩楓
メディ:Lynn
白瀬 真澄:新井里美

 



《ワンツイートレビュー》



タイトルの時点で遠慮しちゃう? むしろそんな人こそ見てみてほしい、台無し系コメディストーリー。馬鹿馬鹿しさに対する一歩引いた目線も面白さに変わり得る、意外な独自性を持った作品。


 
 


《目次》



【方向性がタイトルだけで分かりそうな本作のあらすじを読みますか?】

【タイトルが長くてマザコンみたいな作品は少数派向けですか?】

【強さがあんまりで素直に笑えない作品は評価に値しませんか?】

【見せ場がもらえず活躍できない主人公は存在意義がありますか?】


【全編がお母さん無双な作品はおすすめ話数がありますか?】



【通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんとその仲間はどんなキャラですか?】



【放送が2019年9月で終了した作品を見る方法はありますか?】






◆ 作品評価     【佳作】   



傑作 絶対観た方がよい作品 
【名作】 観るべき、マストではずせない作品 
【良作】 観た方がよい(がマストではない)作品
【佳作】 時間があるなら観ることを勧めたい作品 
【水準作】 普通だが見どころはある作品

【凡作】 酷いが全否定ではない、どこか残念な作品 
【失敗作】 ほぼ全否定、何とも残念な作品 
【駄作】 取り上げる価値もない作品


【傑作・名作】 傑作と名作の中間
【傑作>名作】 傑作寄り
【傑作<名作】 名作寄り
※惜作 (名作になりえた惜しい作品)
※超神回 (ずば抜けて素晴らしい名作回がある作品)

◆ 作品評価順リスト(=「見て損はない作品」ランキング )はこちら




 
◆ レーダーチャート評価   


通常攻撃 レーダーチャート 9
【総得点/Ave.】   570/71.3
――――――――――――――――――――――――――――――――
世界観 : 80
脚本/構成 : 70
演出 : 70                 グループA:Ave. 73.3
――――――――――――――――――――――――――――――――
キャラ : 75
演技(声優) : 70             グループB:Ave. 72.5
――――――――――――――――――――――――――――――――
引き : 65 
劇伴 : 65                 グループC:Ave. 65
――――――――――――――――――――――――――――――――
作画 : 75         
――――――――――――――――――――――――――――――――


100 唯一無二、これ以上はそうそう望めない最高峰 
95   最高、傑作レベル、文句なし、その作品にとってなくてはならない 
90   めちゃくちゃ良い、名作レベル
85 
80   かなり良い(強い、巧い)、良作レベル 
75   良い(強い、巧い)
70   なかなか良い(強い、巧い)、佳作レベル
65
60   普通、水準作レベル、少々物足りないが及第点は出せる 
50   凡作レベル、2流  30  失敗作レベル、3流  0  駄作・愚作レベル


※ 各パラメータが含むもの、点数の付け方など、詳しくはこちら
※ Ave.と作品評価は別、つまりAve.が75でも【名作】にすることは可能
※ これまで扱った全作品の採点等は作品評価順リストの方に纏めています





◆ ネタバレ厳禁度   



★★☆☆☆  (ほとんど問題なし)





 

【方向性がタイトルだけで分かりそうな本作のあらすじを読みますか?】





高校生の大好真人は、ゲーム内空間に「転移」してプレイする新しいMMO-RPGのテストプレイヤーに選ばれた。

説明に訪れた白瀬女史の言葉もそこそこに、真人はさらばリアルとばかりにゲームの世界へ!

ところがゲームの世界には、母親の真々子もなぜか一緒に来ていた。

驚く真人だが、真々子は大好きな息子と一緒に冒険が出来ると無邪気に大喜び。しかも彼女の通常攻撃はチート級の強さだ。

真人の攻撃力は普通で、健全に親離れ進行中の彼としては、諸々イメージ台無しでガックリ。



かくして母親同伴のRPGがスタートした。


(公式サイト 1話紹介より)
  



通常攻撃 6 57






 

【タイトルが長くてマザコンみたいな作品は少数派向けですか?】





 「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」は原作・井中だちま、イラスト・飯田ぽち。によるライトノベルのアニメ化作品。原作は第29回ファンタジア文庫大賞を受賞し、2019年9月時点では9巻まで刊行されている。



通常攻撃 2 25



 目を引くのはまずタイトルの異様さだろう。長いのは流行通りだが、横文字もなければ「最強」「無双」などといった言葉で彩られているわけでもない。そしてライトノベルのタイトルからは縁遠い「お母さん」、衒いもなく使われた「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃」という修飾の組み合わせは、本作の持つ馬鹿馬鹿しさをひと目で教えてくれる。更に「好きですか?」と問いかけるタイトルは、自然と見た者に反応を起こさずにはおかない。


 しかし「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」と問われて、「ハイ、大好きです!」と答える人はどう考えても多数ではない。引きつった笑みを浮かべて後じさりする人の方が遥かに多いのは想像に難くないが、ならばそういう多数を置き去りにしたマニアックな作品かと言えばそういうわけでもない。むしろ後じさりする人こそ、本作を楽しむのに向いているのだ。







 

【強さがあんまりで素直に笑えない作品は評価に値しませんか?】





 本作はいわゆるフルダイブ型の中世ファンタジー風MMO-RPGを舞台とした作品だ。剣を振るってモンスターを打ち倒し、仲間と共に困難を乗り越え、時には誰かと恋に落ちる。そうした世界に飛び込んで冒険してみたいという夢は技術の進歩や「ソードアート・オンライン」のヒットなどで可視化され、語るのを躊躇されることもなくなってきた。


 主人公・真人もそんな1人であり夢が叶うことを心から喜んでいたのだが、参加したゲームには1つだけ夢からかけ離れた要素があった。それが「母親同伴であること」だ。


剣を振るって沢山のモンスターを斬り伏せる(自分の母親が)

パーティの中心として様々な人から信頼を寄せられる(自分の母親が)

スライムに服だけが溶かされるラッキースケベイベントに遭遇する(自分の母親が)


 夢のようなシチュエーションなのに、それが自分の母親であることで台無しになってしまう。真人のこの「母親だから嬉しくない」というのは、本作のタイトルを見て多くの人が感じる気まずさと同質のものだ。



 加えてゲームシステムは母親を優遇するようになっている上、真人の母である真々子はその家庭的な感覚をゲーム内にまで持ち込み、様々なトラブルを真人の願望からはかけ離れた形で解決してしまう。顔の製作の間に合っていないモブや人気確保のためのログインボーナスなどすぐに裏事情を覗かせる運営を含め、本作は真人の「夢の叶う機会を台無しにする」ことで成立していると言える。だから視聴者がそんな作劇に対して引きつった笑みを浮かべるのは主人公と同じ反応であって、けして作品から弾かれてしまっているわけではない。インチキじみた母親の活躍に惚れ惚れするのではなくちょっと引いてしまったあなたは、むしろこの作品の術中にはまっているのだ



通常攻撃 3 84






 

【見せ場がもらえず活躍できない主人公は存在意義がありますか?】





 先に述べたように、本作は「夢の叶う機会を台無しにする」ことで成立している。しかし、ここで少し考えてみてほしい。私達は真人のような夢を考える時、中世ファンタジー風の世界に行って「冒険がしたい」のだろうか。それとも敵を倒したり信頼されたり恋をするような「好い目が見たい」のだろうか。自分から苦難を望む人もそうはいないが、多くの人は自分達が失敗する可能性や酷い目に会うことはあまり想像しないのではないか。そういうことが無いと決まった世界を願っているのではないか。


 冒険とは危険をおかすことだ。成功するとは限らない何かに飛び込むことだ。そういう意味では、真人の台無しにされている夢とは「お約束」でしかないとも言える。そんな彼が最後に見つけるものは、冒険というものや私達が中世ファンタジー風世界に求めるものをより深く考えるヒントを与えてくれるだろう。



 とは言え基本的に、本作はタイトル通り馬鹿馬鹿しさが先頭に来る作品である。目を皿のようにして見入るより、くだらないくらいの展開に笑いつつ時に作品と戯れるくらいの調子で見るのが一番だろう。シリアスな作品の考察で疲れた人にも、柔軟体操でもするつもりでの視聴をおすすめしたい。



通常攻撃 4 79






 

【全編がお母さん無双な作品はおすすめ話数がありますか?】





 「夢の叶う機会を台無しにする」作風のため全体に切迫感に乏しい傾向があり、特に台無し感の強い1話は脱落者も多いと思われる。注目話数として候補を挙げるなら、舞台となるゲームがどう考えてもおかしいのが分かる2話真々子の無敵ぶりが縦横無尽に発揮される10話などだろうか。また本レビューでフォーカスした部分では最終回は外せないし、メインキャラクターの1人であるワイズ(下図)推しの身としては2,3,11話が大満足であったこともお知らせしておきたい。




通常攻撃 5 83






 

【通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんとその仲間はどんなキャラですか?】





通常攻撃 8 64



大好真々子>(画面中央)

本作のヒロイン。10代に見える異様な若作りの美人で巨乳、息子が大好きで優しい性格と二次元の理想の母親像を概念的なレベルまで煮詰めたようなキャラクター。サブキャラクターに配された母親にぞっこんになる視聴者も珍しくはないが、彼女にそうした感情を抱くのは逆にハードルが高いほど。茅野愛衣の声質もあって、とにかくお手上げなキャラとなっている。


大好真人>(画面中央左)

本作の主人公。憧れの世界へやってきたものの、活躍の機会は多くを母である真々子に持っていかれることになる。真々子が自分の母親であるがゆえに素直に好意を示せず、また彼女の巻き起こす出来事に引いてしまう彼の目線は本作において貴重なもの。演じるのは「響け!ユーフォニアム」で塚本秀一を担当し、最近はアニメで主要キャラクターを担うことも増えてきた石谷春貴


ワイズ>(画面左)

パーティに二番目に加入する賢者。と言ってもすぐに相手に対策されてロクに活躍できず、それ以外でも酷い目に会うことの多いキャラ。「荒野のコトブキ飛行隊」のキリエや「僕たちは勉強ができない」の武元うるかなど、元気な娘の役で既に定評を得た感のある若手・鈴代紗弓が演じる。


ポータ>(画面中央右)

パーティに最初に加入する旅商人。純真無垢な頑張り屋で、真人にとってはパーティの良心。「うらら迷路帖」の千矢や「プラネット・ウィズ」の高天原のぞみなどを担当した原田彩楓が、小動物チックなこのキャラを魅力的に演じている。


メディ>(画面右)

中盤で加入する癒術師。清楚な雰囲気の真人にとって理想的なヒロインだが、本レビューで触れたようにこの作品の作風は……
二面性のある彼女を担当するのは、「Just Because!」で小宮恵那、「ハイスクール・フリート」で宗谷ましろなどを演じたLynn


白瀬 真澄


通常攻撃 7 57


真人を本作の舞台に引きずり込んだ運営サイドの人間。クールな顔の割に言動・行動はかなりふざけており、真人達は彼女によってゲーム内の様々な母子トラブルの解決に駆り出されることになる。白瀬さんだけに「お知らせします」が口癖。
新井里美の演技もあり、テンションの上下がやたら激しい。







 

【放送が2019年9月で終了した作品を見る方法はありますか?】





2019年10月現在Amazonプライム会員特典対象


他、dアニメストアバンダイチャンネルNETFLIXHULUなどで配信中












執筆者 : 闇鍋はにわ(@livewire891


ブログ「Wisp-Blog」
http://craft89.blog105.fc2.com/

同ブログ内「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」各話感想リスト
http://craft89.blog105.fc2.com/blog-entry-3302.html#os





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Author:PIANONAIQ
初見者にネタバレなしで作品を紹介する企画です。

作品記事、コラム記事、どちらも常時募集しております(記事5本で円盤1枚)。

企画運営等に協力して下さる方も大歓迎です。


こちら(@PIANONAIQ)までお気軽にご連絡下さい。


詳しくは、

「深夜アニメの歩き方」の歩き方(目次)


本企画について

企画に参加される方へ

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コラム記事の募集について

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◇ 作品記事総数:73

【傑作】8
【名作】23
【良作】20
【佳作】16
【水準作】5
【凡作】0
【失敗作】1
【駄作】0

※惜作 4 ※超神回 4

(【傑作>名作】は【名作】とする)


◇ コラム記事総数:3

(2019年6月19日現在)
 
 

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